七五三の子どもらに福いっぱいの人生を 千歳あめの袋詰め着々 兵庫・西宮神社

千歳あめの袋詰めを進める巫女たち=西宮市社家町

 七五三参りが本格化する時季に向け、兵庫県西宮市社家町の西宮神社で、祈禱(きとう)を受けた子どもに渡す千歳(ちとせ)あめの袋詰め作業が最盛期を迎えている。(吉田敦史)

 男児は3、5歳、女児は3、7歳で神社に詣で、成長を祝う。陰陽道(おんみょうどう)で最上の吉日とされる11月15日ごろの参拝が多かったが、近年は9、10月のお参りが増加傾向にある。今年は、新型コロナ禍で参拝を控えていた祖父母らの姿も目立つという。

 作業は本殿に隣接する脇殿で行われ、巫女(みこ)が袋に千歳あめを2本ずつ入れていく。ほかにお守りや文具、写真立て、祭神えびす様をあしらったメダルも贈られる。

 今年は5千組以上のお参りを見込んでいるという。巫女5年目の藤井絵里菜さん(28)は「お子様が幸せと福いっぱいの人生を歩んでいけますように」と祈っていた。

 祈禱料は1人5千円、きょうだい2人で8千円など。西宮神社TEL0798.33.0321

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