モデルルームを地域の防災拠点へ

最新の設備が備わり地震などの揺れにも強い住宅のモデルルームを災害が発生したときの防災拠点として地域に役立ててもらおうと取り組む企業があります。

有事のときの地域の助け合いにも取り組むのが木造注文住宅の建設・販売を手掛ける「アキュラホーム」です。全国に100カ所以上あるモデルルームには缶詰やレトルト食品といった非常食のほか飲料水それに救急用品などが備えられていて災害時には近隣住民や従業員などの支援施設として活用されるということです。

宇都宮市内に9月オープンしたばかりの最新の設備が備わるこちらのモデルルームでは屋根にある太陽光発電を活用して携帯電話の充電なども可能です。

アキュラホームでは阪神・淡路大震災が発生した1995年以降災害支援のネットワークの拡大に努め東日本大震災の際には被災地に仮設住宅を建設するなど復興支援にも取り組んできました。現在は半年に1回のペースで防災活動を行うほか協賛企業と全国3千カ所を上回るネットワークを形成し帰宅困難者を一時的に受け入れる体制づくりにも力を入れているということです。

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