日本時間10月7日、各リーグで総合的に最も優れた攻撃力を発揮した選手に贈られるハンク・アーロン賞のファイナリストが発表された。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破ってから25年後の1999年に創設され、現在は殿堂入り選手からなる選考委員会とファンの投票によって受賞者が決定されている。大谷翔平(エンゼルス)は3年連続のファイナリスト入り。2021年はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、昨季はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に敗れたが、今季は「3度目の正直」で初受賞が期待される。
ファン投票はMLB公式サイト内の特設ページにて、すでに開始されており、投票期間は日本時間10月14日0時59分59秒まで。ファン投票の結果は1票分として、殿堂入り選手によって構成させる選考委員会の投票に加算される。受賞者はワールドシリーズの期間中に発表される予定だ。
1999年の創設時は、安打、本塁打、打点にポイントを振り分けて、合計ポイントが最多の選手を機械的に選出していたが、翌2000年から投票形式に変更。2003年からファン投票も開始され、複数回にわたる制度変更を経て、現在に至っている。最多受賞者はアレックス・ロドリゲス(4度)である。
ハンク・アーロン賞のファイナリストと各選手の今季の成績は以下の通り。
◆アメリカン・リーグ
ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
114試合 打率.293 31本塁打 97打点 出塁率.407 OPS.990
ヤンディ・ディアス(レイズ)
137試合 打率.330 22本塁打 78打点 出塁率.410 OPS.932
アドリス・ガルシア(レンジャーズ)
148試合 打率.245 39本塁打 107打点 出塁率.328 OPS.836
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
106試合 打率.267 37本塁打 75打点 出塁率.406 OPS1.019
大谷翔平(エンゼルス)
135試合 打率.304 44本塁打 95打点 出塁率.412 OPS1.066
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
155試合 打率.275 32本塁打 103打点 出塁率.333 OPS.818
コリー・シーガー(レンジャーズ)
119試合 打率.327 33本塁打 96打点 出塁率.390 OPS1.013
マーカス・セミエン(レンジャーズ)
162試合 打率.276 29本塁打 100打点 出塁率.348 OPS.826
カイル・タッカー(アストロズ)
157試合 打率.284 29本塁打 112打点 出塁率.369 OPS.886
◆ナショナル・リーグ
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
159試合 打率.337 41本塁打 106打点 出塁率.416 OPS1.012
ルイス・アライズ(マーリンズ)
147試合 打率.354 10本塁打 69打点 出塁率.393 OPS.862
コディ・ベリンジャー(カブス)
130試合 打率.307 26本塁打 97打点 出塁率.356 OPS.881
ムーキー・ベッツ(ドジャース)
152試合 打率.307 39本塁打 107打点 出塁率.408 OPS.987
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
155試合 打率.285 25本塁打 76打点 出塁率.362 OPS.868
フレディ・フリーマン(ドジャース)
161試合 打率.331 29本塁打 102打点 出塁率.410 OPS.977
ブライス・ハーパー(フィリーズ)
126試合 打率.293 21本塁打 72打点 出塁率.401 OPS.900
マット・オルソン(ブレーブス)
162試合 打率.283 54本塁打 139打点 出塁率.389 OPS.993
フアン・ソト(パドレス)
162試合 打率.275 35本塁打 109打点 出塁率.410 OPS.929
The post ハンク・アーロン賞のファイナリスト発表 大谷翔平は初受賞なるか first appeared on MLB.JP.