栃木と皇室のゆかりを紹介 栃木県立博物館

御用邸が栃木県内に設けられるなど、皇室と縁の深い栃木県と、近代における皇室との関係を紹介した企画展が、栃木県立博物館で始まるのを前に10月6日、関係者向けの開会式と内覧会が開かれました。

栃木県立博物館では7日から、栃木県誕生150年を記念した企画展「近代皇室と栃木 とちぎ御用邸ものがたり」が始まります。

企画展では、宮内庁宮内公文書館が所蔵する、皇室と栃木県の関係を知ることのできる文書や図面、それに写真などを中心に、およそ250点が展示されます。6日の開会式には、宮内庁などの関係者およそ60人が出席し、企画展の開会を祝いました。

栃木県には、明治天皇が1876年・明治9年に巡幸で訪問されて以来、行幸や行啓、それにご静養などで、天皇陛下や皇族がたびたび来県されています。栃木県内には日光田母沢御用邸をはじめ、那須など4つの御用邸や高根沢町の御料牧場など、皇室ゆかりの施設が数多くあり、皇室と縁の深い県になっています。

展示は「近代皇室と日光」などをテーマに、4章に分かれ、宮内庁所蔵の絵図「日光田母沢御用邸御庭之図」や日光田母沢御用邸記念公園所蔵の杉戸絵「白梅ニ鶏」と「岩ニ波舞鶴」、それに日光二荒山神社所蔵の「武蔵野図蒔絵文台」など、貴重なものが並んでいます。

企画展は栃木県立博物館で10月7日から11月26日まで開かれます。

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