吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)ら出演陣が再集結! 舞台「フルーツバスケット 2nd season」開幕

本公演は、2022年3月に上演された舞台「フルーツバスケット」の続編。
本作は全世界コミックス累計発行部数3000万部を記録した、世界中から愛される大人気少女漫画の舞台化第2弾。2022年3月に日本橋三井ホールにて上演された第1弾では、身寄りを亡くした女子 高生の本田透と、“十二支の物の怪憑き”である草摩家の皆との出会いによって、それぞれの想いが変化し、草摩家の運命が少しずつ変化していく姿が描かれた。
感動の物語の続きを描いた本公演では、前作に引き続き、本田透 役:吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)、草摩由希役:北川尚弥、草摩 夾役:橋本祥平ら豪華キャスト14名が続投。第2弾より5名のキャラクタ ーも加わり、物語をより深いところへと導いていく。新たに登場するのは、草摩家の当主・草摩慊人役:彩凪翔、十二支の物の怪憑き・草摩依鈴役: 野口衣織(=LOVE)、謎につつまれた草摩家の人間・草摩紅野役:三好大貴、透や由希が通う生徒会メンバーの真鍋 翔役:新 正俊、 倉伎 真知役:堀内まり菜。豪華キャスト陣総勢19名によるステージ。

本公演の特徴は、なんといっても「ランウェイ型」の特別ステージ。ランウェイをイメージしたステージが客席の中につくられ、キャストは 前方と左右を、常に観客に囲まれながら演技を行う。上手・下手のみならず、客席中央や後方からの登場、ステージ後方のプロジェクションマッピング、豊かなBGMなど、空間の全てを活かした演出は心地良い一体感を生み出し、作品世界への深い没入感をもたらす。

さらに、今回の物語の軸となる、それぞれのキャラクターが自分自身と向き合い、少しずつ自分を開放していき、自分の足で一歩ずつ歩みはじめる姿。この「ランウェイ型ステージ」によってその表現が深くなる。観客は「フルーツバスケット」の世界に入り込む。

本作では、絶対的な存在として君臨する、草摩家当主・草摩慊人の登場が、物語を大きく動かしていく。妖艶で中性的な魅力を放つ彩凪翔がハマり役、仕草、歩き方など洗練された物腰はキャラクターをさらに魅力的に構築する。

日常の光景と各キャラクターのやりとりから関係性や思い、悩みなどが透けて見える。そこに十二支をつなぐ「呪い」が絡まっていく。この「呪い」を解きたい、自由になりたいと願う心。ストーリーが進行するに従って草摩家の秘密が明かされていく。だが、シリアスな場面ばかりではない。時折、笑いのシーンも用意されている。海に行き、ビーチボールで遊ぶシーン、ボールがどこへいくか(笑)、客席から笑いが起こる。

また休憩時間直後、ちょっとした「客いじり」もあったりするので!俳優陣はランウェイ部分での芝居が大半だが、登場する、退場するなどの時は客席部分も使う。コロナ禍の時はこういった演出はなくなってしまったが、復活は嬉しい限り。呪いを解こうと動き出す透たちの姿に希望が見える。公演は15日まで。千秋楽公演(15日)は2公演ともに生配信も決定。キャストの座談会が楽しめる特典付きのチケットも販売。

なお、千秋楽公演(15日17時公演)を収録したBlu-ray/DVDの発売も決定。特典映像やプレゼントなどもあるので、これは楽しみ。
千秋楽公演(15日)は2公演ともに生配信も決定。キャストの座談会が楽しめる特典付きのチケットも販売。詳細は公式サイトを。

囲み取材には出演者の中から、吉田綾乃クリスティー(本田透役)、北川尚弥(草摩由希役)、橋本祥平(草摩夾役)、安里勇哉(草摩 紫呉役)、田村升吾(草摩潑春役)、野口衣織(草摩依鈴役)彩凪 翔(草摩慊人役)の7名が登壇。
前作から1年半ぶりに、本田透を演じる吉田は自身の”成長”に関して、「前回よりも、自分からコミュニケーションを取りながら共演者の皆さまと良い関係が築けている」と語り、同じく前作から出演する北川は、「前作と異なる“ランウェイ型ステージ”の仕様が一つの魅力。様々な角度から細かい部分まで演技を楽しんで貰いたい」と本作の舞台演出の魅力について語りました。
2nd seasonから新たに登場する野口は、「学生の頃から作品が好きだったので、お声がけいただいたときはとても嬉しかったです。これまで皆さんが作り上げてきた空気感に溶け込めるように意識しながら挑みました」と作品愛の溢れるコメントを残しました。
同じく2nd seasonから登場する彩凪は、「幅広い世代から愛される作品に出演することに、責任感を感じている。作中の重要なキャラクターであり、 オーラを纏っているキャラクターなので、自分の中でも作品を意識しながら演じている」と熱い思いを語りました。
安里は本作の稽古現場の雰囲気やについて聞かれると「橋本祥平くんがムードメーカーになって現場を引っ張ってくれた。和気あいあいとした現場で 息を合わせられたので、本番も楽しみ」と和やかな現場の雰囲気について触れました。
今回からの新たな取り組みとして行っている、こども無料招待(※本公演では、小学生以上・高校生以下のこどもを無料で招待している)にちなん で、「こども目線での作品のオススメポイント」について聞かれると、橋本は 「昨今のアニメや漫画は、難しい内容でも小さい子たちが理解して楽しん でいる印象。キャラクターを掘り下げて見ていただいて、何かに立ち向かってるシーンやキャラクターが抱えている内面も、大人の皆さんと一緒に純粋 な心で楽しんでもらいたいです」と語りました。
田村は作中の注目シーンに関して、あえて息抜きになるようなシーンをセレクト。「今回夏休みの避暑地が舞台で、ビーチボールのシーンを舞台上で 演じます。そのどきどき感を楽しんでもらいたい、もしかしたら客席にボール落ちてしまうかもしれないので、ぜひその際は拾ってあげてください!」とランウェイ型ステージならではの演出を語りました。

最後にこれからはじまる公演について吉田より「喜怒哀楽、色んな感情がせわしなく動いていく時間を、初日から千秋楽まで誰一人かけることなく駆 け抜けていきたい、頑張ります。」と意気込みが語られ、囲み取材は終了致しました。

イントロダクション
十二支をつなぐ『呪い』
終わりなき宴を前に、何を想い、何を決意するのかー。

唯一の家族である母親を亡くした本田 透。
由緒正しい『草摩家』の敷地でテント暮らしをしていたことが縁で
家主である草摩紫呉、同級生の草摩由希、草摩 夾と一緒に住むことに。

あたたかい日常がはじまるかと思いきや、草摩家に秘められた運命に巻き込まれていく。
そう、何百年も前から紡がれる『呪い』の螺旋にー。

草摩家の皆、そして新たな仲間との出会いにより
透・由希・夾、それぞれの想いは少しずつ変化を始める。
それは光の波紋のように、十二支にも広がりはじめてー。

ついに動き出す草摩家当主・草摩慊人。
物の怪憑きに刻まれた宿命から逃れられないように、仄暗い影を落としていく。

徐々に明かされる草摩家の秘密。
自由に願う未来を信じて、透が誓う決意とはー。
そして、十二支を繋ぐ『呪い』の行く先はー。

「フルーツバスケット」とは
「フルーツバスケット」(原作・高屋奈月)は「花とゆめ」(白泉社)において、1998年から2006年まで連載された大人気少女漫画。
全世界コミックスの累計発行部数は3000万部を突破。コミックスは全23巻、愛蔵版は全12巻刊行されており、
連載が終了し、10年以上経った今でも多くのファンに愛され、高い人気を誇っています。
2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となり、足掛け3年に渡りテレビ東京ほかにて放送されました。
そして2022年2月には、TVシリーズ総集編に新作映像を加えた「フルーツバスケット-prelude-」が全国の劇場にて上映、同年3月に舞台「フルーツバスケット」が上演されました。

概要
日程・会場:2023年10月6日(金)~15日(日) 大手町三井ホール
原作:高屋奈月「フルーツバスケット」(白泉社・花とゆめCOMICS)
脚本・演出:毛利亘宏 (少年社中)
キャスト
本田 透:吉田綾乃クリスティー
草摩由希:北川尚弥 草摩 夾:橋本祥平 草摩紫呉:安里勇哉
草摩潑春:田村升吾 草摩依鈴:野口衣織
草摩綾女:仲田博喜 草摩はとり:伊万里 有
草摩紅葉:古賀 瑠 草摩楽羅:関根優那
草摩杞紗:鎌田英怜奈 草摩燈路:陣 慶昭
魚谷ありさ:南 千紗登 花島 咲:中村裕香里
真鍋 翔:新 正俊 倉伎真知:堀内まり菜
草摩紅野:三好大貴 草摩藉真:稲垣成弥 草摩慊人:彩凪 翔 ほか
主催:舞台「フルーツバスケット 2nd season」製作委員会

公式サイト:https://fruba-stage.jp/

Ⓒ高屋奈月・白泉社/舞台「フルーツバスケット 2nd season」製作委員会2023

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