【毎日王冠/穴ライズ】「シュネルマイスターとの“差”は魅力」 想定“6人気”前後の刺客

■エルトンバローズ

前走は、初の重賞挑戦となったラジオNIKKEI賞。先行集団の一角に構えると、最後はシルトホルンとの追い比べを制して、重賞タイトルを掴んでいる。また、3着馬は先日のセントライト記念を制したレーベンスティールだったように、相手のレベルも高かった。今後の展望が大きく広がった勝利だったと言っていい。

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デビューは昨年の10月で、今年の4月に初勝利を挙げるまで5戦を要したが、そこからは1勝クラス、重賞と目下3連勝中。3歳馬らしく一戦ごとに力をつけてきており、伸びしろに関してはメンバー随一と言える。年長馬との対戦こそ初だが、持続力とパワーを兼ね備えており、タフな流れになれば台頭してくる可能性は十分ある。メンバー最軽量の55キロも魅力で、58キロのシュネルマイスターと3キロ差は大きい。

キャリア7戦のうち、左回りは今年2月の中京芝2200m戦で1度だけ経験しているが、このときは9着に敗退。どうやら距離が長かったようで、この敗戦だけで左回りが苦手と決めつけるのは早計だ。今回は、重賞勝ちを含む【1.3.0.0】と、得意としている芝1800m戦。人気的にも手頃で、積極的に高配当を狙っていきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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