大槌梅爽やか「カニパン」 盛岡農高生考案、8日産業まつりで販売

カニをかたどったパンに梅ジャムをのせる盛岡農高の生徒

 盛岡農高(菊池郁聡校長、生徒438人)の食品科学科パン班は8日、大槌町のおおつち産業まつりで生徒考案の「カニパン」を販売する。同町末広町の食品製造業甘輝舎(かんきしゃ)(小向祥子代表取締役)と取り組む、地元産の梅を使った特産品開発の一環。たっぷりのせた梅ジャムが爽やかな味わいだ。

 製造は4日から滝沢市の同校で始まり、生徒はパン生地で胴体やはさみ、足など13パーツを丁寧に成形。ぷっくり丸いカニの姿が焼き上がると、手応え十分の歓声が上がった。

 産業まつりは同町港町の海づくり記念公園で午前9時開会。35団体の出店とステージイベントを繰り広げる。アニメやゲーム文化を通じて観光振興につなげる三陸コネクトフェスティバル(三陸聖地化委員会主催)と同時開催される。

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