7位→50位 勝みなみは手痛いミス反省「ひとつでも早くバーディを」

なんとか2週連続で予選を通過した勝みなみ(撮影/桂川洋一)

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 2日目(6日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

ホールアウト時点で、通算 1オーバーはカットラインのすぐ上だった。「きのうの貯金があったんで良かったかなと思います」。3アンダー7位から出た勝みなみはバーディを奪えないまま、4つのボギーが響いて50位に後退した。

危なげないプレーで好発進した初日とは打って変わって、午前スタートのこの日は序盤からショットに苦戦。アウトの開始5ホールでパーオンしたのは2番(パー5)だけだった。グリーン脇のショートサイドから、ピッチエンドラン、ワンクッション、バンカーショット…と、ウェッジで多彩に寄せてパーの連続。耐えて迎えたチャンスホールの6番(パー5)でスコアが動いた。

グリーン周りから好セーブも(撮影/桂川洋一)

1Wショットをフェアウェイ左サイドに置き、グリーンまでは7Wで届く距離。前週新調したばかりのクラブを自信満々に振り抜いたが、ボールは左サイドのペナルティエリアに飛び込んだ。「7番ウッドがしっかり捕まることを忘れちゃって、ギュッと手で操作してしまった。(ダウンスイングで)アウトサイドインに入って、フェースもかぶって左に。痛いミスでした」。自分のスイングエラーを反省し、先行したボギーを悔やんだ。

3パットを喫した8番から4ホールでボギーがさらに3つ。「ノーバーディで結構苦しかった。パットの調子もショットの調子もそこまで良くなかったので、耐えるゴルフと切り替えてずっとやっていた」。2試合連続の決勝ラウンド進出は薄氷を踏む思いだった。

ショットが前日よりもまとまらなかった(撮影/桂川洋一)

首位のキム・ヒョージュ(韓国)とは11打差にひらいたが、以下は混戦模様。ムービングデーのスコア次第で上位も望める。「バーディが来ればまた気持ちも流れも違う。ひとつでも早くバーディを取って回れるように」と挽回を期した。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)

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