北上・黒沢尻北小合唱部、2年連続日本一なるか 8日Nコンに出場

自分たちの表現を突き詰め、全国舞台に臨む黒沢尻北小合唱部

 北上市の黒沢尻北小(千田剛校長、児童723人)合唱部は、8日に東京都で開かれる第90回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部(Nコン、全日本音楽教育研究会など主催)に2年連続で出場する。長い歴史があり国内を代表する大会の一つで、県と東北のコンクールを9月に通過。本県初の最高賞を得た昨年のメンバーも半数程度が残り「より北小らしさを伝えたい」と大舞台に臨む。

 同校の体育館にハーモニーが満ちる。「小さいところもきちんとしよう」。顧問の中野美由紀指導教諭の指揮で、パートごとの抑揚や発声を何度も確認。曲の世界観をイメージして完成度を高めた。

 本番は11組13校が出場。歌唱人数は30人以内で、4~6年生の部員57人のうち、入れ替えを含めて35人が出場する。課題曲「緑の虎」は「工夫しがいのある曲」で、自由曲はオリジナルの「ここよりもっと星の見える場所があるならぼくたちはどこへだって行く」を披露する。

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