『イカゲーム』で世界的スターとなったイ・ジョンジェが、4年間温めてきたシナリオを元に初監督した自信作であり、盟友チョン・ウソンとダブル主演を果たしたことでも話題となっている『ハント』が現在、絶賛公開中だ。このたび、インタビュー&メイキング映像が解禁となった。
潜入した“北”のスパイを探せ!
1980年代、安全企画部(旧KCIA)の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)は組織内に入り込んだ“北”のスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるかもしれない緊迫した状況で、大統領暗殺計画を知ることになり、巨大な陰謀に巻き込まれていく。
韓国での公開時には初登場1位を獲得し、「第75回カンヌ国際映画祭」ミッドナイトスクリーニング部門で上映されると約7分間のスタンディングオベーションを受け、映画ファンから喝采を浴びた。そのほか、「第47回トロント国際映画祭」「第55回シッチェス国際映画祭」「第27回オースティン・ファンタスティック映画祭」ほか数々の映画祭で上映された。さらに「第43回青龍映画賞」「第31回釜日映画賞」ほか数々の映画賞で新人監督賞を受賞。共演にはチョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンなど韓国を代表する俳優のほか、カメオでも豪華俳優陣が出演。スパイ・アクション映画の傑作が誕生した。
『ハント』が先週ついに封切られ、SNSでは「初監督作でここまで撮れちゃうイ・ジョンジェすごい」「なんて凄まじい映画なんだ」「面白くてあっという間の2時間」「東京の銃撃戦がまさに『ヒート』で鳥肌」「クライマックスで度肝を抜かれた」「一番アガッたのファン・ジョンミン登場シーンかも。また良い役だった」など絶賛の嵐。初監督作品と思えないイ・ジョンジェの手腕に称賛の声も多く、複数回鑑賞する人も。
「ウソンがそばにいるだけでパワーをもらえた」
映像では、「DIRECTOR」「CASTING」「WELLMADE」の3部構成となっており、イ・ジョンジェが脚本と監督も担当することになった経緯、撮影現場の雰囲気などが明かされる。
チョン・ヘジンが「監督はたくさん任せてくれたし、いつもそばにいて頼りがいがありました」と話す通り、スタッフやキャストと緻密に対話を行う姿が映し出されており、クオリティの高い重厚な作品に仕上がっているのも納得だ。
チョン・ウソンに対してイ・ジョンジェは、「ウソンがそばにいるだけでパワーをもらえました」と、ホン・ソンテは「『私を信じてついてこい』と言ってくれた。そのおかげで心地よく演じることができました」と頼りになる先輩だったと話し、W主演としてイ・ジョンジェをサポートし現場を引っ張っていたことが伺える。
また映像では、ドローンやロシアンアームなど様々な機材を使用したカーチェイス、銃撃戦などアクションシーンのド迫力の撮影風景が捉えられている。ほかにも小道具を6ヶ月前から海外から取り寄せるなど、リアルを追求した演出の見逃せないポイントが盛りだくさん。
『ハント』は全国公開中
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