元米兵起訴、中国に情報提供試み 機密アクセスも

ワシントンにある米司法省の建物(AP=共同)

 【ワシントン共同】米司法省は6日、国防情報を中国に提供しようとした罪で、連邦大陪審が元陸軍軍曹ジョセフ・シュミット被告(29)を起訴したと発表した。シュミット被告は2020年1月まで西部ワシントン州の米軍基地で情報部門に所属し、最高機密を含む機密情報へのアクセス権限を持っていた。

 司法省は8月にも、軍事機密情報を中国に提供したとして海軍所属の男2人が起訴されたと発表。バイデン政権は中国への情報流出に警戒を強めている。

 発表によると、シュミット被告は15年1月から20年1月まで米軍で勤務し、除隊後にトルコにある中国の領事館に接触した。

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