祝100周年!港町に響く音色♪ 神戸ジャズストリート開幕 北野坂周辺でパレード、ライブ 8日まで

パレードで軽快なジャズを奏でる演奏者たち=7日午前、神戸市中央区(撮影・中西大二)

 港町の秋を彩る音楽祭「第40回神戸ジャズストリート(KJS)」(神戸新聞社など後援)が7日午前、神戸市中央区の北野坂周辺で開幕した。世界的な名手から学生まで約130人が出演し、国内初のプロジャズバンドが演奏してから100周年を迎えた神戸を盛り上げる。8日まで。

 午前11時過ぎ、阪急神戸三宮駅北側からパレードが出発し、陽気な音色を響かせた。午後はジャズライブ&レストラン「SONE(ソネ)」といった有料9会場などでライブがあり、ファンらは各地を巡る「はしごジャズ」を楽しんだ。

 ボランティアによる実行委員会は今年、北野坂の本部近くに無料屋外ライブ会場を新設するなどし、ファンの拡大を目指す。ドラマーとして出演する田中千秋委員長(78)は「KJSらしく、心も体もうきうきする演奏をして、若い世代にジャズの魅力を伝えたい」と語る。

 両日とも有料会場は正午~午後4時40分に演奏がある。三宮でジャズバー「ヘンリー」を営むシンガー石井順子さん(85)らが出演予定。1日券4600円など。中高大学生の割引券は千円(1日券、本部で販売)。実行委TEL080.3864.2011 (小林伸哉)

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