秋のおかやま桃太郎まつりが開幕 踊りやご当地グルメ、多彩な催し

満面の笑みでうらじゃおどりを披露する踊り手たち=岡山城下の段広場

 郷土の芸能や食、歴史をテーマにした「秋のおかやま桃太郎まつり」が7日、岡山市中心部で開幕した。爽やかな秋空の下、大勢の家族連れらが会場に詰めかけ、ステージショーやご当地グルメを満喫した。9日まで。

 岡山城下の段広場(同市北区丸の内)に舞台が設けられ、桃太郎伝説の鬼神・温羅(うら)にちなんだ「うらじゃおどり」の躍動感に満ちた演舞で幕開け。子どもたちによる太鼓や笛の演奏、お笑いライブなどもあり、会場に笑顔と歓声が広がった。

 同広場と石山公園(同石関町)では約30の飲食ブースが並ぶ「ふるさと食の自慢市」も開催。千屋牛の串焼きや津山ホルモンうどん、笠岡ラーメンをはじめ、岡山県産の果物を使ったパフェなども人気を集めた。

 三重県桑名市から家族旅行で訪れた会社員(40)は「岡山のグルメを味わえ、子どもたちとゆっくり過ごすことができた。改修された岡山城の天守閣も迫力があった」と笑顔で話した。

 関連イベントとして、RSKイノベイティブ・メディアセンター(岡山市北区天神町)では戦国武将・宇喜多秀家の生涯を伝える物語の朗読などもあった。

 岡山城では8日、備州岡山城鉄砲隊が甲冑(かっちゅう)姿で迫力の演武を披露。9日はコスプレのパフォーマンスが予定されている。

 まつりは岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる運営委員会が主催。

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