世界の名車が紀州路に 14、15日クラシックカーの祭典「ヴェトロモンターニャ」

「季楽里龍神」の駐車場に並んだ世界の名車(2022年10月、和歌山県田辺市龍神村龍神で)

 和歌山県の高野山と田辺市龍神村を結ぶ高野龍神スカイライン(国道371号)などを走るクラシックカーの祭典「ヴェトロモンターニャ高野山2023」が14、15日に開かれる。歴史を彩った世界の名車約60台が、高野山から田辺市龍神村、みなべ町などを走行する。車両の展示も実施する。

 タイムを競ったり、連なって走行したりするのではなく、クラシックカー愛好者にゆったりと紀州路での走行を楽しんでもらう催し。1992年から開催している。

 今回は、自動車のヴィンテージ期とされる1970年までに登場したイギリスの「ロータス」「MG」「モーガン」、イタリアの「アルファロメオ」「ランチア」、フランスの「シトロエン」、ドイツの「BMW」など往年の名車が参加。スーパーカーブームを代表する「ランボルギーニ」のカウンタックや、「フェラーリ」のテスタロッサに加え、日本が誇る名車トヨタ2000GTも登場する。

 14日は、午前10時40分から高野山を出発し、高野龍神スカイラインを走行。昼ごろに龍神村龍神の宿泊施設「季楽里龍神」に到着し、午後2時半ごろからみなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべに向かう。車両は到着次第、駐車場で展示する。

 15日は午前9時半~10時半に同ホテル駐車場で車両展示会を実施。その後は出発式をして、スタート時に各車両について紹介する。国道42号を通って湯浅町の「湯浅美味いもん蔵」に移動し、到着次第、駐車場に車両を展示。午後3時半ごろに解散する予定。

 主催する「ヴェトロモンターニャ高野山」の佐古典英代表(68)は「今回は普段お目にかかれない珍しいヴィンテージカーも、サプライズとして登場を予定している。15日の出発式の際、来場者に特製の小旗を配布するので、スタート時に声援を送ってくれたらうれしい。展示している車の前で記念撮影もできるので、カメラを持ってぜひ見に来ていただけたら」と話している。

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