異国のACL、横浜Mサポは4万3783分の61 マスカット監督「感動した」

中国まで駆けつけたファン・サポーターへの感謝を語った横浜Mのマスカット監督(右)=横須賀市のF・マリノススポーツパーク

 J1横浜Mは7日、神奈川県横須賀市久里浜のF・マリノススポーツパークで全体練習を公開した。ケビン・マスカット監督(50)は3日に敵地で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の山東(中国)戦を振り返り、「遠く離れた場所にも61人のファン・サポーターが駆けつけてくれたことに感動した」と熱い思いを語った。

 4万3783分の61。スタジアム全体が山東を後押しする異様な雰囲気の中、アウェーゴール裏に陣取った少数のマリノスサポーターは一体感のある声援で1―0の快勝を呼び込んだ。

 全体練習終了後、指揮官は囲み取材の終盤に自ら切り出し「素晴らしいことをしてくれた。最高のサポートだった」と感謝。FW植中も「ブーイングでかき消されることもあったけど、大きな声で応援してくれて心強かった。勝利を届けることができてほっとしている」と笑みを浮かべた。

 異国での戦いで弾みを付け、ホーム日産スタジアムに浦和を迎えてYBCルヴァン・カップの準決勝第1戦(11日午後7時)に臨む。マスカット監督は「タイトルを取るチャンス。チームとしても個としてもすごく強いチームなので、しっかりと準備したい」と決意を新たにしていた。 

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