王道の極上豚骨!東京・足立区の人気店で味わう福岡ご当地「長浜ラーメン」

旅人へひとこと

オリジナルトッピングの「赤オニ」は、辛いものが苦手でなければ頼む価値あり!

東京を舞台に日本全国のご当地グルメを追い求める本連載。

北は北海道から南は沖縄まで、全国を股にかける、旅に出なくても東京で楽しめるプチ旅行。

リーズナブルに旅行気分を味わうもよし、本当に出かける前の参考にするもよし。

この連載を通じて、日本全国の個性豊かな料理をご紹介できればと思います。

今回は、福岡県を代表するご当地ラーメン、「長浜ラーメン」を食べに行ってきました。

東京で豚骨ならココと言われる、『田中商店』にやってきました!

つくばエクスプレス 六町駅から徒歩13分。住宅街を抜けた先にある田中商店。駅から少々距離はありますが、ほぼ一本道なので迷うことは少ないはず。近くまで来ると、ほんのり豚骨の香りが漂うのでそれを目印に。

東京で王道・本格派の豚骨ラーメンを味わうなら、『田中商店』との呼び声高い名店です。

営業は夜間のみということで、暗闇に金文字の看板が映えます。

シンプルで奥深い味わいの「らーめん」

具材は、キクラゲ、刻み葱とチャーシュー。おまけに海苔を1枚。という至ってシンプルな構成。

豚の頭からつま先までを3日間煮込んだというスープは、写真を撮影している間にも膜が張り始め、その濃厚さが伝わってきます。

店内はしっかり豚骨が匂うのに、スープにその臭みのようなものは全く感じられず。後味にほんのり「あ。豚骨だ…」と感じさせる程度なのが職人の技を感じるポイント。

自分でも不思議な表現だと分かっているのですが、その味わいは「濃いのにあっさり」。

グイグイと食べ進めることが出来る一杯です。

麺は福岡から直送される極細麺。

今回はバリかたでオーダーしてみました。時間経過とともにどんどん食感が変わっていくのが面白いですね。

意外かもしれませんが、「固め」よりも「普通」や「やわ」の方がスープを吸いにくいため伸びにくく、麺の食感をキープできるそうです。。

「博多ラーメンと言えば替玉でしょ!」というイメージの方も多いと思いますが、この替玉文化の源流は「長浜ラーメン」にあるそうです。

だからこそ、店名に『博多“長浜”ラーメン』と銘打っているんだろうなぁ。。。と想像を膨らませたりしつつ替玉も注文してみました。

そして、替玉だからこそ存分に楽しめるのがトッピングによる味変!

トッピングの「赤オニ」はヤミツキの味わい

『田中商店』ならではのトッピング「赤オニ」は、是非試してほしい一品。
挽肉に唐辛子や山椒を合わせた辛子挽肉です。

別で供される器に「赤オニ」を移し、スープで溶かしながら合わせていきます。

結構な辛さなので最初から全部溶かすと危険かもしれません。少しずつ溶かして様子を見るなど加減してみてください。

好みの辛さになったら、つけ麺風にして食べる!

鮮烈な辛さと爽やかな香りとが鼻に抜け、非常に美味。クセになる美味しさです。

筆者、この味が気に入りすぎて替玉は8割赤オニつけ麺で食べてしまいました。

ライスを注文した場合は、少量を残しておき上から赤オニスープをかければ坦々風スープごはんも楽しめます。

一食で2度、3度味を変えながら楽しめる『田中商店』。

色々頼んでも胃袋に無理が来ないのは、一杯当たりの麺量を控えめにして、替え玉でボリュームを調整していく「長浜ラーメン」なればこそ。

ベースのラーメンも十分美味しいですが、卓上の調味料を駆使すれば、さらに自分だけのオリジナルの味を生み出すこともできます。何度も通ってマイベストを探求したくなるお店でした!

博多長浜らーめん 田中商店

〒121-0075 東京都足立区一ツ家2丁目14-6 アンスリューム 1F

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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:Wakka

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