市場デビュー9年目を迎えた青森県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」の2023年産新米が7日、全国で一斉に発売された。県内のスーパーでは、すっかりおなじみとなった「青天ブルー」の米袋が特設コーナーに山積みされ、市民らが続々と買い求めていた。
さっぱりとした味わいが特長の霹靂は、コメの食味ランキングで参考品種だった14年産を含め9年連続で最高評価の「特A」を獲得している。
青森市のイオン青森店では、午前8時の発売前から30人以上の客が列をつくる中、10キロ4280円、5キロ2180円、2キロ980円(以上税別)などの価格で販売。県産米新品種はれわたりも隣に並べられ、買い物客の目を引いていた。
青天の霹靂とはれわたりを5キロずつ購入した同市の主婦佐藤純子さん(66)は「霹靂は特においしいお米で、毎年今の時期は必ず買っている。新米を食べるのもわくわくするが、はれわたりと食べ比べるのが楽しみ」と話した。
店頭PRに駆け付けた宮下宗一郎知事は「高温が心配されていたが、食味に影響はなく今年もいい仕上がりになった。全国の皆さんの食卓に並べてもらえたら」と語った。