ベッカム妻のウェディングドレスは米英を何度も往復? 関係者「大西洋横断ドレスって呼んでるわ」

英アイドルグループ「スパイス・ガールズ」元メンバー、ヴィクトリア・ベッカムのウェディングドレスは、コンコルドで大西洋を4回横断したという。ヴィクトリアは元サッカー選手のデヴィッド・ベッカムと結婚。1999年7月にアイルランドのルトレスタウン城で行われた豪華な挙式では、ヴェラ・ウォンと英国を拠点とするコスチューム職人ミスター・パールのコラボレーションによる手の込んだコルセットをあしらったシャンパン色のドレスを着用したため、衣装はニューヨークとロンドンを何度も往復したという。

ヴェラがピープル誌でこう明かしている。「あのボディスは、大西洋横断ドレスって呼んでるわ。コンコルドで(大西洋を)4度も行き来したのよ。実際のアンダーボディスは、ミスター・パールという、ロンドンでしか仕事をしていないとても有名なクチュール・コルセット職人に作ってもらったの」「彼は金属で引っ張るコルセットを作っているの。昔のコルセットはそうやっていたのよ。スカーレット・オハラのようにウエストを18インチ(約45センチ)まで絞ることができるの」「私は快適でなければならないから、それには耐えることができなかった。でも、ヴィクトリアは耐えたのよ」

ヴェラは、フィッティングのためにロンドンのヴィクトリアを訪ね、ヴィクトリアも2度ニューヨークを訪れたものの、ヴィクトリアが第1子となる息子のブルックリンを妊娠していることが発覚したため、ドレスのプロジェクトは中断。結婚式は延期せざるを得なくなったという。ヴェラは、こう続ける。「結婚式は2年間延期した。それから再開して、1年半くらいかな。それがヴィクトリアとデイヴィッドとの大西洋を越えた結婚式と呼ばれるものね」

その後、ヴィクトリアは挙式で特注のガウンを着用。お色直しで新郎のスーツとブルックリンの衣装とお揃いの鮮やかなパープルのドレスを着用している。ネットフリックスの新ドキュメンタリー『ベッカム』の中で、デヴィッドは2人の大切な挙式の準備で、ヴィクトリアにすべての決断を委ねたことをこう振り返っている。「パープルのスーツを着ると決めたときのことを思い返してみたんだ。それがいつだったかはわからない。ヴィクトリアのリードに従っただけだと思う。でもいったい何を考えていたんだろう?」

一方のヴィクトリアは華やかなセレモニーに後悔はないようで、こう語っている「楽しかったわ!みんなが何て言うかなんて気にしてなかった。本当に何も気にせず、自分たちを表現するなんて、なんて素敵なんでしょう」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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