34歳の米人気歌手 若手女性へのセクハラで訴えられる 本人は真っ向否定「訴えは完全にデタラメ」

人気シンガーソングライターのジェイソン・デルーロ(34)が「不道徳な性的誘い」をしたとして、若手ミュージシャンから訴訟を起こされた。原告女性のエマザ・ギブソン(25)さんはロサンゼルス上級裁判所に訴状を申請。ジェイソンが音楽業界での自身の成功を「悪意を持って」約束したとしている。

ギブソンさんの弁護士ロン・ザンブラノ氏はこう声明を発表している。「この若いアーティストへのデルーロ氏の行動は卑劣なものでした」「約束を破り、契約を違反しただけでなく、業界入りしたがっていたこの若い女性に対して身体的危害の脅しや不道徳な性的誘いをしたということは、凄惨で違法なものです」

初めジェイソンが「メンターもしくは助言者」になってくれると考えていたというギブソンさんは2021年にジェイソンからレコード契約の約束をされたものの、性的誘いを断ってから関係が悪化したと主張、NBCニュースにこう話している。「私は今、人生のこの時点で、非常に苦痛な気持ちです」「不安があり、トラウマがあります。非人間的な仕事環境に対処してきました。この時点で全てはゼロになりました。私には何もありません」

ジェイソンが成功と引き換えにセックスを求めてきたもののギブソンさんは拒否し、連絡を絶ったそうだ。「正しいことのために私は闘おうとしているだけです。私に起きたことは許せることではありませんでした。私のような経験を他の誰にもして欲しくありません」「彼らは私の時間を無駄にしました。いろいろな約束をした後、私は『契約を忘れろ』と言われたのです。そうしなければ、私は大変なことになっていたでしょう。責任を負わせられていたと思います」

昨年9月、アトランティック・レコードとジェイソンのレーベル「フューチャー・ヒストリー」との雇用契約を打ち切られたことを知らされ、衰弱、減量、不眠、情緒不安定を患ったと主張。メンタルヘルスの治療を求め、心的外傷後ストレス障害と診断されたと訴状に綴っている。

セクシャルハラスメント、契約違反、違法の報復解雇を理由にギブソンさんが起こした訴訟について、ジェイソンは自分に対する申し立ての全てを否定。インスタグラムの動画でこうコメントしている。「通常僕はコメントをしないが、今回の訴えは完全にデタラメで傷つけるものだ。僕はあらゆるハラスメントに反対の姿勢を取っているし、自分の夢を追い続ける人全員を支持し続けている。ポジティブな影響を与えるよう自分の人生を生きることに常に努力している。それが、僕がここで君達の前に座り、この中傷的な主張に深く傷ついている理由だ。神の祝福を」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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