タイで再就職・セカンドライフを満喫するシニアが増加中!3つの事例と注意点

タイで暮らす日本人の数は、外務省タイ基礎データによると78,431人。(2022年10月)

タイは、海外在留邦人調査のTOP10にも毎年ランクインするほど、日本人の移住人気が高い国です。

老後はタイで暮らしたいと願うシニアが増え、実際にタイで再就職しセカンドライフを満喫しているシニアもたくさん。

この記事では、タイで暮らすシニア事例3選・再就職した方法・注意点とあわせて紹介します。

事例①バンコクのコンドミニアムで生活、費用は会社負担

14年前にタイ移住を叶えた、白木さん(74歳)。

日本で化学者としてスキルを磨き、タイの大手潤滑油製造会社に再就職しました。

週3勤務で、研究室で製品開発に携わっています。

住まいは、バンコクの40階建てのプール付きコンドミニアム。

26階にある1LDKの部屋は、リビング・ベッドルームにわかれていて、広々と開放感がある空間です。

バルコニーからは、バンコクの街並み・川、時には花火まで一望できます。

家賃は約10万円ですが、会社の社宅なため家賃ゼロ

通勤時は自宅から会社までドライバーの送迎があり、スマホ代・自家用車のガソリン代も会社持ちです。

白木さんの月収は、約60万円+年金

電気代と水道代は、あわせて8000円ほどだそう。

スキルを活かし週3勤務で働けるシニアライフ、素敵ですね。

事例②技術を活かして年商4000万円、セカンドライフを満喫

多くの日系企業が進出し、日本人街として有名なシラチャーに会社を持つ大西さん(66歳)。

年商は4000万円、今では5人のタイ人従業員を雇う会社に成長しています。

もともと大西さんは、日本の塗装会社でフッ素加工の研究開発をていました。

13年前、タイへ仕事で訪問した際に「タイではきちんとフッ素加工ができるところがない」という現状を知り、会社を辞めて渡タイ。

これまで培ってきた日本ならではの繊細な技術を、タイで存分に発揮しました。

タイ人女性と再婚し、セカンドライフを送る大西さん。

「一歩踏み出すことが大切、失敗を恐れずにやってみて欲しい」とメッセージを残しています。

事例③SNSで人気爆発、バンコクで話題を集める寿司職人

コロナ禍を機にSNSで話題を集めた、寿司職人の中谷さん(54歳)。

バンコク市内で、映える寿司を提供しています。

日本の料亭・割烹で修行を重ねるものの限界を感じ、知人に誘われ43歳でバンコクの和食店へ

ラストチャンスだと自身を奮い立たせ、タイで挑戦を続けた中谷さん。

日本に戻らずタイで暮らしていきたいと思うほど、タイライフを充実させています。

タイで再就職する人が増えている理由とは?

現在、タイで再就職を願うシニアが増えています。

実際に、タイでの求人数も増えていて、内容を見るとやりがいがある仕事がたくさん。

この現状を受け、シニア層の求職者が増加しています。

給与は、経験者としての求人であるため、月給40~60万円

家賃など会社持ちであることも考慮すると、日本よりも良い暮らしができるでしょう。

タイ移住の心配点。タイでも物価高騰、円安バーツ高の影響あり

日本と同じく、タイでも物価高騰が続いています。

さらに円安バーツ高もあり、タイで暮らす日本人も影響を受けています。

実際に、家賃が約4万円アップしたとの声も。

ただ、タイはゴルフを安く満喫できる・花粉症がないなど、日本人にとって嬉しいポイントがたくさん。

物価高騰・円安など考慮し、費用の計算をしつつ、タイ移住の魅力と照らし合わせて決断することが大切です。

自分らしいシニアライフを満喫するために

今回は、タイで再就職・移住し、充実したセカンドライフを送るシニアの事例を3つ紹介しました。

スキルを活かしてタイで再就職し、のんびりと暮らす第二の人生。

ただ、物価高騰・円安などお金の計算をしっかりとした後に、今後どうするかを決めていきましょう。

おとなの住む旅では、シニアライフを充実させるために役立つ情報を発信中です。

二拠点生活・移住した方へのインタビューも更新しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

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