上松3冠 アジア大会ソフトテニス 日本勢初、男子単も制す

上松俊貴

 杭州アジア大会は7日、ソフトテニス男子シングルスで岡山市出身の上松俊貴(25)=NTT西日本=が初優勝した。同種目を日本勢が制するのは初めて。上松は団体、混合ダブルスを合わせ今大会3個目の金メダルで、3種目制覇も初の快挙。

 2大会連続出場の上松は決勝トーナメント1回戦の日本人対決に4―3で競り勝つと、準々決勝、準決勝を突破し、決勝は台湾選手を4―0で下した。

 上松は181センチの上背を生かした攻撃的なプレーを武器とし、理大付高3年時の2016年に全国高校総体ダブルス優勝。同年のアジア選手権ダブルスは日本人最年少の18歳で頂点に立った。昨年、全日本選手権を3連覇し、今年は全日本シングルス選手権を2連覇。早大2年で挑んだ前回アジア大会は団体銀、混合ダブルス銅だった。

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