岡山、広島の郷土勢 はつらつ行進 鹿児島国体総合開会式

総合開会式で堂々と行進する岡山県選手団=白波スタジアム

 国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は7日、天皇、皇后両陛下をお迎えして鹿児島市の白波スタジアムで総合開会式が行われ、開幕した。岡山、広島の郷土勢は躍進を期し、はつらつと行進した。

 選手団は北から南の順に入場。33番目に登場した岡山は旗手の岡田直也(ライフル射撃成年男子、ALSOK)を先頭に選手、監督ら58人が堂々と歩を進め、続く広島は79人が行進した。今国体の岡山県選手団は会期前競技を含め562人。昨年の栃木国体の天皇杯順位(男女総合成績)16位から巻き返し、「10位」の目標達成に挑む。

 鹿児島県での開催は51年ぶり2度目。新型コロナウイルス禍の影響で当初の2020年から延期されたため、大会に回数をつけない「特別国体」として実施される。全国から選手、監督ら約2万3千人が参加。競技は8日に始まり、17日まで熱戦を展開する。

 来年の佐賀大会から国民スポーツ大会に改称されるため、国体としての開催は最後となる。

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