伝説の無敗優勝アーセナル、2003-04の「こんな選手いたな…」の5名

イングランド・プレミアリーグをかつて席巻したアーセナル。2003-04シーズンに達成した無敗優勝は未だ伝説的なもので、そのメンバーは「インビンシブルズ」と呼ばれている。

今回はそのインビンシブルズから「こんな選手いたなあ」という5名のプレーヤーをピックアップ。

レイ・パーラー

アーセナル所属:1992~2004

2003-04シーズンの成績:25試合0ゴール

アーセナルの下部組織で育った生え抜きのMF。トップチームで15年間を過ごした選手で、堅実なパフォーマンスと献身的な姿勢によってファンに愛される存在だった。

アーセン・ヴェンゲル監督の下ではウイングやボランチとして複数のポジションをこなし、さらに途中出場からでも常に信頼できるパフォーマンスを見せた。

パスカル・シガン

アーセナル所属:2002~2006

2003-04シーズンの成績:18試合0ゴール

2002年にリールから加入したフランス人センターバック。スキンヘッドの特徴的な容姿を持っていた選手で、リールで長くプレーしてから28歳でアーセナルへとやってきた。

アーセン・ヴェンゲル監督は主に最終ラインのバックアップとして彼を起用。スピードが不足していたために不安定さは拭えなかったものの、サイドバックもこなす貴重なサブとして存在感を見せた。

シルヴァン・ヴィルトール

アーセナル所属:2000~2004

2003-04シーズンの成績:12試合3ゴール

フランスリーグのボルドーで優勝に貢献し、代表でEURO2000を制覇したあとにアーセナルへとやってきたアタッカー。主にスーパーサブとしてプレーし、短い出場時間の中でも確実に結果を残せるウイングとして重用された。

2003-04シーズンは出場機会が減っていたものの、12試合で3ゴールと十分な成績で無敗優勝に大きく貢献。そしてシーズンを終えたあと、リーグアンを連覇していたリヨンへと移籍していった。

ヌワンコ・カヌ

アーセナル所属:1999~2004

2003-04シーズンの成績:10試合1ゴール

197cmのスラッとした長身で柔らかい技術を持っていた唯一無二のストライカー。インテルで心臓病を克服してアーセナルへと移籍し、主にバックアップやサブとして長く貢献した。

この2003-04シーズンは彼にとってアーセナルでの最後のキャリアとなったが、10試合で起用されて貢献。カップ戦では主力としてプレーし、チームの無敗優勝にも一定の役割を果たしている。

ジェレミ・アリアディエール

アーセナル所属:2001~2007

2003-04シーズンの成績:10試合0ゴール

16歳でアーセナルの下部組織に加入し、18歳でトップチームに昇格してきたフランス人ストライカー。若くしてプレミアリーグにデビューし、世界屈指の若手選手として評価されていた。

【関連記事】アーセナルの「歴代10番」最も偉大な5名

このシーズンは主にカップ戦で主力となりリーグカップでは最優秀若手賞を獲得。プレミアリーグでも10試合で起用された。得点はなかったもののそれなりのプレーを見せていたが、2004年夏のコミュニティ・シールドで負傷して長期離脱。これが彼にとって大きな不運になってしまった。

© 株式会社ファッションニュース通信社