朝を楽しむ「朝美人アンバサダー」のみなさんに、朝時間にまつわるお話を届けていただく連載です！
おはようございます！朝美人アンバサダーの美帆子（＠miho333）です。
私は朝時間.jpで、隔週金曜日「朝が楽しみになる♪関東のおいしいモーニング記録」というコラムを執筆しております。
このコラムでは関東のモーニングをご紹介していますが、旅行が大好きな私、最近では全国各地のモーニングを楽しんでいます。
朝からお散歩して、ふらりと見つけたお店に入ってモーニングを頂く瞬間は至福のひととき。
私の野望は、47都道府県全てのモーニングを味わうこと。
まだ半分にも満たないのですが、必ず達成したいです。その模様はいつかご紹介させてください。
朝食と特別な体験
さて、先日、京都に出張の予定が入った時のこと。宿泊先をネットで探していると、素敵な朝食が味わえるホテルがいくつも見つかって目移りしてしまいました。
ただ、その中に、朝食と特別な体験がセットになった宿泊プランを発見！「残り1室」の文字を見て、即予約しました。
はやる気持ちを抑えながら訪れたのは、『三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺』。
ホテルと寺院が一体型となった、とても珍しいホテルです。その特徴を生かし、宿泊者限定で朝のお勤め体験に参加することができます。
さて、この朝のお勤め体験。宿泊者であればどなたでも参加可能ですが、定員に達した場合は参加できない場合もあるそう。「朝のお勤め体験宿泊プラン」で宿泊すれば必ず参加できるため、このプランで予約を入れるのがおすすめです。
朝のお勤めは、6時50分から開始。6時40分にホテルの1階ロビーに集合し、浄教寺へと移動します。
一歩、お寺の中へと入ると、荘厳な空気に包まれました。
ふと見上げると、美しい天井画が。
浄教寺は、正式名称は「多聞山鐙籠堂浄教寺」といいます。知恩院を総本山とする浄土宗のお寺で、1171年頃、平清盛の長男・平重盛によって開基されました。
席は畳で正座ではなく椅子に着席するスタイルなので、正座が苦手な方でも安心。
椅子に座って、この静寂な空間、そして自分自身と向き合っていると、ほどなくして住職がやってきました。
朝のお勤めは、30分ほど。住職がお経を上げ、今日一日の無事と幸せを祈ります。大切な人たちが、どうか今日も心穏やかに、幸せに過ごせますように。お経を聞きながら、私も心の中で強く祈りを捧げました。
朝のお勤めでは、参加者がお焼香をあげる場面があります。お焼香の作法については事前にイラスト入りのパンフレットが渡されるので、安心して参加できますよ。
朝のお勤めの後は、7時40分まで寺院内を見学することができます。朝のお勤めは撮影不可ですが、寺院見学時は撮影して良いとのことだったので、ありがたく撮影させていただきました。
寺院内には、貴重な歴史的所蔵品が展示されています。掛け軸は3～4ヶ月毎に掛け替えをしているとのこと、何度訪れても新鮮に楽しむことができます。
思わず足を止めて見入ってしまったのはこちら。
安土桃山自体に作られたという、平重盛像。明確に平重盛と判明している、日本唯一の像と言われているものです。私は学生時代に平家物語の研究をしていたので、この像と出逢えたことで胸がいっぱいになり、泣きそうになってしまいました。
なんとか泣くのをこらえ、平重盛像の前で立ち尽くしていたら、あっという間に見学終了時間に。何時間でも過ごしていたくなる、特別な場所でした。
レストラン「僧伽小野 京都浄教寺」で朝食
浄教寺をあとにして向かったのは、ホテルの2階にあるレストラン「僧伽小野 京都浄教寺」。
3種類のプレート朝食（￥2,530）から、好きなものを選べます。
・紫雲（しうん）：僧伽ちらし、冷やし蕎麦
・光明（こうみょう）：お茶漬け（鯛・野菜天ぷら）
・青蓮（しょうれん）：白ご飯、穴子料理
私は紫雲を頂くことに。オーダーを待っている間、フリードリンクを頂くために席を立ちました。
ドリンクはお茶や珈琲、牛乳、オレンジジュース、グレープフルーツジュースがあります。私は牛乳を頂きました。
ドリンクコーナーの横には、お代わり自由のごはん、パンケーキがありました。
パンケーキはミニサイズ。朝からパンケーキはやや重いですが、このサイズ感ならば無理なく頂くことができるので嬉しいです。
ドリンクを持って席へ戻ると、早速お食事が運ばれてきました。
彩り豊かで見た目から楽しめるプレート朝食。
自宅でのご飯は、どうしても洗い物を減らすためにワンプレートにまとめてしまいがちな私。早朝からこんなにも種類豊富な器を用意し、さらに1品1品美しく盛り付けて頂いて、その労力とおもてなしの心に感謝の気持ちが湧き上がってきました。
僧伽ちらしは特に目を惹く美しさ。お食事というよりアート作品のよう。
冷やし蕎麦は量がやや少な目で、朝の胃袋に優しい配慮。蕎麦の良い香りが鼻に抜けていきます。
お椀は、湯葉と九条葱の味噌汁と、鶏と厚揚げの粕汁の2種類から選べます。悩んだ挙句、お味噌汁をいただくことに。
正直なところ、九条葱がほとんど入っておらずやや寂しい思いをしましたが、湯葉は堪能できたので満足。朝のお味噌汁は身体をじんわり温めて、包み込んでくれるような優しさがあって好きです。
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朝のお勤めと特別な朝食を味わうことのできる、『三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺』。寺院に訪れることはあっても、朝のお勤めに参加する機会はそうそう無いのでとても貴重な体験ができました。
「朝のお勤め体験宿泊プラン」は素泊まりタイプのもの、そして朝食付きのものがありますが、私としては断然、朝食付きをおすすめしたいです。
これからも、全国各地で見つけたモーニングや特別な朝の過ごし方をご紹介していきたいと思っています。楽しみにしていただけたら嬉しいです。
三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺
住所：〒600-8031 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620番
電話：075-354-1131
※朝のお勤め体験は、住職の都合により中止になる場合もございます。また、既に中止が決まっている日程についてはホテルの公式HPに掲載されているので、ご確認ください。
公式HP：https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-kawaramachi-jokyoji/
【プロフィール】美帆子さん／会社員 兼 ライター
IT企業に勤めながら、ライターとしても活動しています。数年前に、池田千恵さんの著書『朝4時起きで、すべてがうまく回りだす！』と出会い、朝活を開始。朝活をきっかけに、夢が次々と叶い出しました。朝時間を丁寧に過ごすと、その日1日がより豊かなものになる。ということを、多くの方に広めていきたいです。
■Instagram：＠miho333
■blog：https://ameblo.jp/cheerful32/
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