【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍との大規模戦闘で、イスラエルのメディアによると、イスラエル側の死者は250人に上った。イスラエル軍によるガザ報復空爆で、ガザ保健当局はパレスチナ人232人が死亡したと発表しており、死者は計500人規模になった。負傷者も合わせて3千人を超えている。
7日早朝に始まったハマスによるロケット弾攻撃は多数の犠牲者を出す大規模戦闘に発展。双方が攻撃を継続する構えを見せており、犠牲者はさらに増えるとみられる。
イスラエル軍は多数の市民や兵士がイスラエル領内に侵入したハマス戦闘員らに拉致され、一部がガザ地区内に連行されたと確認。軍は「あらゆる選択肢を排除しない」とし、地上侵攻の可能性に言及している。
イスラエルのネタニヤフ首相は7日夜「この暗黒の日に対し、激しく報復する。ハマスを無能にする」との声明を発表。バイデン米大統領は7日、ホワイトハウスで演説し「米国はイスラエルと共にある。私たちは支援を惜しまない」と強調した。