物産展、クラフト市、商店街祭り 3連休初日 にぎわう茨城・水戸中心街 市内外から行楽客

彦根市のひこにゃんなどご当地キャラの撮影を楽しむ来場者=水戸市泉町

3連休の初日となった7日、水戸市の中心市街地では、にぎわい創出を目的とした物産展やクラフト市、商店街の祭りがそれぞれ開かれた。好天にも恵まれ、各会場には市内外から多くの家族連れや行楽客が訪れ、県都は久々の熱気にあふれた。

■市民会館 味の競演や撮影会

泉町の水戸市民会館では、同市と交流する県内外11市町村の特産品を集めた「姉妹・親善都市と交流都市の観光と物産展」が開かれた。姉妹都市の福井県敦賀市、親善都市の滋賀県彦根市や高松市をはじめ、県内からひたちなか市や茨城町なども参加した。

敦賀市は焼きサバずしや敦賀ふぐ、彦根市はご当地キャラクター「ひこにゃん」のグッズや赤こんにゃく、高松市は讃岐うどんや瀬戸内レモンケーキなどと特産品や人気の品がそろい、水戸市も水戸ワイン、小美玉市はおみたまプリンを出すなど味の競演が展開された。各市のご当地キャラの撮影会も開かれ、人気を集めた。物産展は9日まで開かれる。

■水戸芸術館 手芸品など展示販売

五軒町の水戸芸術館では、木工や染め物などの手工芸品を集めた「あおぞらクラフトいち」が4年ぶりに開かれた。県内外の作家らが展示販売する144ブースが同館広場にそろい、来場者がお気に入りの一品を探して楽しんだ。

広場の各テントにはガラス細工や焼き物の器、バッグなどのおしゃれな手芸品が並び、革のブレスレットなどをつくるワークショップも開かれた。芸術館通りは歩行者天国となり、飲食店もキッチンカーを出店した。8日も開かれる。

■泉町仲通り 子どもみこしに笑顔

泉町の泉町仲通りでは、商店会主催の「元気まつり」が開かれた。仲通りの17店をはじめ、コロナ禍の影響から奮起しようと近隣の五軒町や大工町などから有志9店が加わり開かれた。

会場は仲通りを歩行者天国にし、20台分の貸し駐車場でも飲食ブースが設けられた。同市根本のわかな保育園の子どもみこしが登場し、年長児を中心に園児ら約40人が会場を練り歩いた。子どもたちのかけ声に通りの大人たちも合わせ、仲通りに笑顔が広がった。

焼き物やバッグなどの手工芸品が並んだ会場=水戸市五軒町

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