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茨城県笠間市の地場産業である笠間焼などのクラフトや食を、音楽ライブと共に楽しむイベント「笠間浪漫(ろまん)」が7日、同市笠間の笠間芸術の森公園で始まった。会場の広場には約100店のテントが軒を連ね、好天に恵まれた初日は、家族連れなど多くの人出でにぎわった。9日まで。
笠間観光協会が主催する秋の恒例イベント。12回目になる今年は、数年来続いている「台湾フェア」がより充実。ルーロー飯や小籠包(しょうろんぽう)など台湾グルメの販売のほか、台湾茶のワークショップなども開催。さらに、台湾の阿美(あみ)族の舞踊団が伝統衣装での踊りや歌を披露するステージも組まれている。この日は笠間特別観光大使の安達勇人さんと共演する場面もあった。
ブースは、グルメ系、クラフト系、農産物系などゾーンごとに並ぶ。体験メニューをそろえた「手作り村」の一角では、県立笠間高の美術科の生徒たちが、自転車をこぐ力で、ろくろを回し、粘土で器を成形するパフォーマンスを披露し、来場者の目を引いていた。
このほか、10種類のクラフトビールを笠間焼のマグカップとセットで販売したり、キャンプ用品の販売にトークショーを絡めたイベントも開かれている。
水戸市から家族6人で訪れた間宮優子さん(55)は、「先週は新栗まつりでここへ来たので2週連続。きょうも栗のビールを買いました」と話していた。
入場無料。普通車の駐車料金500円。午前9時~午後5時。