92歳の女性が水泳で世界大会1位 上を目指し続ける姿勢に賞賛の声

新しい挑戦をするのに、遅すぎるということはありません。

現在92歳のあいこ(@89yers.old.aiko)さんは、今年の夏に行われた「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」で金メダルに輝きました。92歳で金メダルを獲得したことも十分すごいのですが、驚くことにあいこさんが水泳を始めたのは50代からだそうです。

あいこさんの水泳への取り組みの様子や、日常生活などをお孫さんがInstagramで発信しています。コロナ禍で退屈していたこともあり、あいこさんのリハビリがてらにお孫さんがInstagramを始めたとのこと。
投稿の1枚1枚からは、あいこさんの可愛らしい日常や水泳への熱心な姿勢が伺えます。

50代から水泳を始めて92歳で世界1位を獲ったあいこさん。水泳への思いについて話を伺いました。

まさか、自分がかなづちだとは…

マスターズ世界大会が行われる福岡へ行く直前の写真(@89yers.old.aikoさんより提供)

ー水泳を始めようと思ったきっかけを教えてください。
元々運動音痴でした。ただ、近所の仲間や孫とスキーにハマり、スキー場に行く手間があったので、もっと簡単に1人でもできることを探していました。そして水泳に辿り着きました。

ー水泳はどのくらいの頻度で練習をしていたのでしょうか?
週に3回くらいで、二つのプールを掛け持ちで所属していました。一日に午前と午後で行く日もありました。

ー実際に水泳をしてみてどうでしたか?
まさか、自分がかなづちだとは思いませんでした。悔しくて、せめて試合に出られるまでは、と思い練習しました。

ーマスターズ世界大会に出場してどう思われましたか?
世界大会は、海外で何度か経験していましたが、今回は日本開催ということでなんとか参加しました。
試合の2カ月前まで、心臓の病気で1カ月入院していました。試合に間に合うか間に合わないかというところでした。参加できて、ホッとしています。メダルより、日本新記録が欲しかったです。

マスターズ世界大会前に1カ月入院していたというあいこさん。お孫さんによると、「退院後、頑張っているのが見て伝わってきました」とのこと。
あいこさんの負けず嫌いの精神が、金メダルに繋がったのかもしれませんね。

水泳大会に出場するまで3年かかった

ー初めて水泳の大会に出たのはいつ頃だったのでしょうか?
50代の頃です。始めてから3年かかりました。

ー今回金メダルを獲得できましたが、次は何を目指す予定でしょうか?
世界大会はこれで終わりになります。今後は、他の国内大会で現状より上にいけるように目指していきたいと思っております。

現状に満足することなく、さらに上を目指すというあいこさん。その向上心には目を見張るものがありますね。

今後のあいこさんの活躍を応援していきたいですね。

ほ・とせなNEWS編集部

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