研ナオコさん福井県でライブ&トーク 中島みゆきさんとの出会いや「バカ殿様」裏話…伝説ギャグ「赤マムシ」「生卵」も

ヒット曲をしっとりと歌い上げる研ナオコさん=10月7日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度第2回サロンが10月7日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれ、歌手でタレントの研ナオコさんがライブとトークを繰り広げた。約1200人の聴衆を前に、自身のヒット曲をしっとりと披露。デビュー53周年を迎えた芸能活動の裏話あり、笑いありのトークでも会場を沸かせた。

 日本レコード大賞金賞を受賞した「かもめはかもめ」「夏をあきらめて」のほか、長年親交のある中島みゆきさんの「時代」など計9曲を歌い上げた。曲の間には中島さんとの出会いを紹介。飛行機内の音楽サービスで中島さんのデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」を聞き、「いい曲だな」と思って事務所を通して曲作りを依頼したのがきっかけという。「みゆきちゃんは次の曲で売れたから、売れる前に頼んでおいてよかった」と笑いを誘った。

 トークショーでは、歌手を目指したきっかけを「歌が大好きだったことと、裕福でなかったので両親を楽にさせてあげたかった」と話した。テレビのコント番組にも多く出演した研さん。「志村けんのバカ殿様」での独特のメークは「メークさんにできないと言われて、中途半端になるよりはいいと自分でやっていた」と振り返った。往年のギャグ「生卵」「赤マムシ」を披露すると、客席から大きな拍手が起こった。

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 最後は「自分が今いくつだとか考えると何もできなくなる。年齢を気にせず好きなことを見つけて自分の世界を生きていってほしい」と呼びかけた。

 県内を中心に活動する漫談系トランペットユニット「トランペット☆ヒーローズ」のコンサートもあった。

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