金太郎ゆかりで町が交流 金時をまつる神社を見学など 姉妹都市縁組50周年記念/岡山・勝央町 

平安時代の武将・坂田金時(幼名金太郎)の生誕地とされる静岡県小山町の訪問団が7、8の両日、終えんの地とされる岡山県勝田郡勝央町で金時をまつる神社を見学するなどし、地域住民と交流した。

両町の姉妹都市縁組50周年を記念した交流事業の一環で、公募による小山町民や込山正秀同町長ら約40人が来町。

初日は平地区にある栗柄(くりから)神社を訪ね、文化財保護委員長の赤木耕三さんがガイドした。源頼光の家臣となって播州から九州へ遠征する途中、作州勝間田荘(現勝間田)で熱病に倒れ、その武勇をたたえる住民によって倶利伽羅(くりから)権現としてまつられたことなどを話し、参加者は熱心に見聞きした。

この後、岡地区の農園で名産のシャインマスカットの収穫を体験。翌日は勝間田地区で開かれた第42回金時祭で金太郎の山車とともにパレードを行い、ステージイベントも楽しんだ。

両町は1973(昭和48)年に姉妹都市縁組を締結し、相互訪問などを続けている。

金時終えんの地として詳細を記した栗柄神社の案内板

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