「かけはし交流」絆さらに 沖縄・石垣市の交流団が北上市に

北上市職員らと記念撮影する石垣市の一行

 北上市と沖縄県石垣市の友好都市締結10周年を記念した同市の交流団が北上市を訪れている。1993年の大冷害を受け石垣島で種もみを増やした事業をきっかけとする「かけはし交流」の意義をかみしめ、さらなる友情を確認する。

 6日夕にJR北上駅でセレモニーが行われ、八重樫浩文市長が「北上や岩手のいいところを見てもらい、思い出に残してほしい」と歓迎。石垣市の中山義隆市長が「冷害でお互い協力する中、友情を紡いできた。南と北で交流を深めていきたい」と応じた。

 石垣市民やかけはし交流の関係者、民俗芸能団体ら約45人が訪問。7日は市内外をツアー、8日は「ランフェスきたかみ」や記念式典に参加し、9日に帰郷する。

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