風流踊、山北お峰入りを披露 神奈川、ユネスコ登録後初

記念公演で披露される「山北のお峰入り」=8日午前、神奈川県山北町

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「風流踊」の一つとして登録された民俗芸能「山北のお峰入り」の記念公演が8日、神奈川県山北町で開かれた。会場となった町立小学校のグラウンドには約1200人が集まり、おかめやてんぐなどに扮した男性88人によるユーモラスな踊りを鑑賞した。公演が行われたのは昨年11月の登録後初めて。

 町によると、山北のお峰入りは、修験道の儀式が芸能化したとされ、町内の共和地区で700年間続いているという。近年、公演は約5年ごとに実施されている。

 保存会の会社員山崎博明さん(53)は「しっかり練習したけど緊張した。拍手を受け、ほっとした」と語った。

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