火縄銃のごう音に来場者どよめき 桃太郎まつり2日目もにぎわう

甲冑姿で火縄銃を放つ「備州岡山城鉄砲隊」=岡山城天守閣前広場

 郷土ゆかりの芸能や食、歴史をテーマに岡山市中心部で繰り広げられている「秋のおかやま桃太郎まつり」は2日目の8日も、多くの家族連れらでにぎわった。岡山城(同市北区丸の内)一帯では鉄砲隊の勇壮な演武や多彩なステージイベントがあった。9日まで。

 岡山城の天守閣前広場には、甲冑(かっちゅう)に身を包んだ「備州岡山城鉄砲隊」が登場。「放て」の号令で火縄銃の引き金を次々に引くと、白煙とともにごう音が響き渡り、どよめきが起こった。

 家族5人で訪れた赤磐市の女性(35)は「鉄砲隊は迫力があり、煙や火花のにおいなど五感で歴史を感じられた」と話していた。

 下の段広場のステージでは、郷土芸能やお笑いライブが披露され、来場者を魅了。同広場と石山公園(岡山市北区石関町)では約30の飲食ブースを並べた「ふるさと食の自慢市」が開かれ、岡山のご当地グルメを求めて長い列ができた。

 まつりは岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる運営委員会が主催。

© 株式会社山陽新聞社