イスラエル、代表戦日程変更へ…国内リーグやU-17ユーロ予選は中止 武力衝突受け

[写真:Getty Images]

イスラエルサッカー協会(ISR)は、12日に予定されているスイス代表戦を、日程変更の線で進めていることを発表した。

イスラエルは7日早朝、パレスチナ自治区のガザ地区からハマスによる多数のロケット弾攻撃や武装組織による侵入を受けた。

イスラエル軍もこれに応戦し、戦闘機によるハマス拠点への空爆を発表。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も「我々は戦争状態にある」と述べるなど衝突が続き、死傷者も多数出ている。

首都テル・アビブでは、市内がロックダウン状態となるなか、イスラエル・プロフットボールリーグ(IPFL)は週末のリーグ戦を延期。また、この状況を受けて、すべてのリーグクラブは海外選手の即時イスラエル出国を許可した。なお、女子リーグでは、今季ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから加わった十川ゆきが1部のハポエル・ペタク・チクヴァでプレーしている。

ISRも8日に声明を発表。A代表は欧州選手権(ユーロ)2024予選、12日にホームでのスイス代表戦、15日にアウェイでのコソボ代表戦を予定していたが、同協会のシノ・ツエルツ会長は「戦争の勃発を考慮し、新たな日程調整をする目的で、UEFA首脳らと直接連絡を取っている」と伝えた。

また、U-17ユーロ2024の予選ラウンドグループ12の試合が11日から17日に掛けてイスラエル国内で開催予定だったが、こちらは中止が確定。参加国のウェールズ、ベルギー、ジブラルタルの各U-17代表は撤退し、後日代替戦が健闘されているとのことだ。

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