「選手と多くの時間を過ごさない」シティで8年目の指揮を執るペップ、長期政権の秘訣に言及

[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、長期政権を築いて成功を続けられる秘訣を明かした。クラブ公式サイトが伝えた。

現在プレミアリーグで3連覇中のシティ。2022-23シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)とFAカップも制し、クラブの悲願を達成するとともに3冠の偉業も達成した。

バルセロナ、バイエルンで指揮をしたグアルディオラ監督は、2016年夏にエティハド・スタジアムへとやってきており、クラブを成功に導く存在に。現在のプレミアリーグでは、リバプールのユルゲン・クロップ監督に次いで2番目に長く指揮を執る監督となっている。

前人未到の4連覇を目指すグアルディオラ監督。かつてのプレミアリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン氏、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル氏が20年以上の長期政権を築いた中、難しい現代サッカーにおいて長期政権を築けている理由について語った。

「どうやってフレッシュさを保つか?それは選手たちにとっても良い質問だ。私自身、何度も何度もこの質問を繰り返している。繰り返すが、この男は私に怒鳴りつけたり、何かを言ったりする」

「だからこそ、時にはチームや選手を刷新し、監督を交代させたりしなければいけなくなる」

「だから、現時点で、ユルゲンに次いで2番目に長く監督を務めているということは光栄だ。つまり、ビッグクラブは待ってくれないので、我々は本当にうまくやれているということになる」

「でも、1つ言っておきたいことは、試合がない長い1週間があると、維持することがより難しくなるということだ」

「ただ、3日ごとにプレーしていると、結局はトレーニングをしないことになる」

「私はピッチに立つこと、芝生の匂いを嗅ぐこと、選手たちを見ること、彼らが何をするのかを見ることが大好きだ。その行動が気に入れば褒めるし、彼らがフラットであれば、私に問題を起こしてくるはずだ」

「でも、私は監督という感じはしていない。フィールド上のトレーナーであると感じている。監督ははオフィスにいる時に感じるものだ」

「ただ、カレンダーやスケジュールのせいで、私は監督になってしまう。いつもオフィスで試合を見たり、やらなければならないことをしている。ピッチに立つのはたったの45分か1時間だけだからだ」

「だから、私は選手たちと多くの時間を費やさず、試合当日は45分間だけミーティングをする」

「多くの時間、私は彼らとは一緒にいないし、彼らも私と一緒にはいない。だからこそ、我々はこの関係をもう少し長く維持できるのかもしれない」

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