【毎日王冠】西村淳「神様にお祈りしていた」エルトンバローズがハナ差押し切る

10月8日、東京競馬場で行われたG2・毎日王冠は、4番人気のエルトンバローズが最内を抜け出してハナ差凌いだ。2着にソングライン、3着にシュネルマイスターと、G1馬2頭が馬券には絡んだが、ハナ、ハナの大激戦で僅かに遅れをとった。このレースの1着馬には天皇賞・秋(10月29日・G1・芝2000m)への優先出走権が与えられる。

毎日王冠、勝利ジョッキーコメント
1着 エルトンバローズ
西村淳也騎手
「外の方が優勢かなと思っていましたし、あー何とか…神様にお祈りしてました。(勝った瞬間は)もうほんと嬉しいですね。この子と4戦目ですけど、ほんと1戦1戦力をつけてくれていますし、嬉しいですね。すごいメンバーで戦わせていただいて、エルトンバローズの経験値も上がると思いますし、ほんと今後楽しみな存在ですね。(日々の成長は)もう本当にすごくて、大人になったなって感じですね。どんな競馬もできますし、仕掛けたらビューンと行きますし、頭が下がります。(道中は)ちょっと最初が流れていたので、無理に追走せず、あの子のリズムで行きました。直線はぐいぐいでしたし、あともう道さえ開ければ伸びてくれるなっていう印象でした。まだ3歳で伸びしろしかないと思いますし、本当に楽しみな一頭に出会いましたね。この子の成長は本当にすごいですし、また大きい舞台で勝ってくれると思いますので、応援のほどよろしくお願いします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

8日、東京競馬場で行われた11R・毎日王冠(G2・3歳上オープン・芝1800m)は、西村淳也騎乗の4番人気、エルトンバローズ(牡3・栗東・杉山晴紀)が勝利した。ハナ差の2着に1番人気のソングライン(牝5・美浦・林徹)、3着に2番人気のシュネルマイスター(牡5・美浦・手塚貴久)が入った。勝ちタイムは1:45.3(良)。

3番人気で横山典弘騎乗、ジャスティンカフェ(牡5・栗東・安田翔伍)は、7着敗退。

大混戦のゴール馬

2023毎日王冠・エルトンバローズと西村淳也騎手 (C)vege

西村淳也騎乗の4番人気、エルトンバローズが大混戦のゴール前を制して重賞2勝目をマークした。道中4、5番手インから激しい直線の攻防では狭いスペースをうまく捌いて抜け出した。あっさり押し切るかと思われたところで、強豪各馬が猛追。ソングライン、シュネルマイスターと完全に並んだところがゴールで、写真判定の結果は僅かハナ差でエルトンバローズに軍配が上がった。

エルトンバローズ 8戦4勝
(牡3・栗東・杉山晴紀)
父:ディープブリランテ
母:ショウナンカラット
母父:ブライアンズタイム
馬主:猪熊広次
生産者:桑田牧場

【全着順】
1着 エルトンバローズ 西村淳也
2着 ソングライン 戸崎圭太
3着 シュネルマイスター C.ルメール
4着 アドマイヤハダル 田辺裕信
5着 ウインカーネリアン 三浦皇成
6着 ノースザワールド 横山和生
7着 ジャスティンカフェ 横山典弘
8着 エエヤン Mデムーロ
9着 バラジ 横山武史
10着 バビット 内田博幸
11着 デュガ 川田将雅
12着 フェーングロッテン 松若風馬

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