ファジアーノ、無得点ドロー 積極攻撃も実らず 9位後退

前半、ヘディングシュートを放つファジアーノ岡山のチアゴアウベス(7)=正田醤油スタジアム群馬

 明治安田J2第38節最終日(8日・正田醤油スタジアムほか=6試合)前節8位のファジアーノ岡山はアウェーで群馬と0―0で引き分けた。勝ち点55(13勝16分け9敗)で順位は9位に後退した。

 首位の町田は点の取り合いとなった甲府との一戦に3―3で引き分け、勝ち点72とした。5位の千葉は水戸と1―1で引き分けて連勝が7で止まり、同61。

群馬0―0岡山

前半0―0

後半0―0

 【評】ファジアーノ岡山にとって痛いスコアレスドロー。田部井、仙波の中盤を起点とした厚みのある攻撃で主導権を握り、チアゴアウベスや柳がゴールに迫ったが、ネットを揺らせなかった。末吉、高木らの仕掛けで奪った7本のCKも生かせず、好機でもうひと工夫が欲しかった。激しいプレスで流れを渡さなかった守備陣は集中を切らさず、よく踏ん張った。

 群馬は速攻に迫力があったが、決定機は少なかった。

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