日本人選手の海外進出におけるパイオニア的存在である中田英寿。
そんな彼が海外でのキャリアにおいてともにプレーしたチームメイトの中から、「最強のセンターバック5名」を選出してみた。
マルコ・マテラッツィ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ペルージャ
国籍:イタリア
後にインテルで長くプレーすることになるマルコ・マテラッツィ。2006年ワールドカップでは決勝戦でジネディーヌ・ジダンを挑発し、頭突きを食らって退場に追い込んだことで有名だ。
彼は1995年にトラーパニからペルージャへと移籍。1998-99シーズンはエヴァートンに貸し出されていたが、その後復帰して半年間中田英寿とチームメイトになっている。
アウダイール
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ローマ
国籍:ブラジル
ローマでは数多くの有名選手とプレーすることになった中田英寿であるが、その中でもセンターバックといえばアウダイールが最も偉大な選手だといえる。
1990年にベンフィカからローマに加入し、当時世界最強だったセリエAで長く活躍。エレガントで知的なディフェンスを武器に13年もの間チームに貢献し続けた。退団後に彼の背番号6は永久欠番になったが、後にケヴィン・ストロートマンに渡されて復活している。
ワルテル・サムエル
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ローマ
国籍:アルゼンチン
ローマでもう一人センターバックを選ぶとすれば、それは間違いなくワルテル・サムエルだ。アルゼンチン代表として56試合に出場した名選手で、現在はアシスタントコーチとしてリオネル・スカローニ監督を支えている。
2000年にボカ・ジュニオルスからローマに加入し、その堅実かつ冷静なディフェンスですぐに評価を高めた。セリエA最高クラスの守備者として注目を集め、その後レアル・マドリー、インテルでもプレーしている。
ジョルジョ・キエッリーニ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:フィオレンティーナ
国籍:イタリア
ユヴェントスの印象が強いキエッリーニであるが、2004-05シーズンにはフィオレンティーナに所属して中田英寿とともにプレーしている。
リヴォルノから2002年にローマへ移籍したが、共同保有だったためリヴォルノへとローンで戻されて2年間を過ごした。そして2004年にユヴェントスとフィオレンティーナが共同で保有権を買い取った。前者が300万ユーロ分、後者が350万ユーロ分だったため、フィオレンティーナで1年のみプレーすることになったそう。
ブルーノ・エンゴッティ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ボルトン・ワンダラーズ
国籍:フランス
ボルトン・ワンダラーズではイバン・カンポやマルタン・ジェトゥともプレーしたが、その中でも実績で言えばブルーノ・エンゴッティであろう。パリ・サンジェルマンやミラン、マルセイユに所属した経験を持つフランス代表センターバックだ。
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2001年にマルセイユからボルトン・ワンダラーズに貸し出され、そのまま完全移籍。すでに30代となっていたがイングランドで再び活躍を見せ、プレミアリーグで5シーズンに渡って主力となった。