栗山千明、「実際は末っ子だが、なぜか姉のイメージを持たれる!」

テレビ東京では、10月9日(月)から【ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」】(毎週月曜夜11時6分)を放送します。原作は、20 代から 30 代の女性をメインターゲットに、働く女性の「リアル」と「本音」を描いた作品が 多く掲載されている『Kiss』(講談社)で連載し人気を博したばったんによる同名作品。母の死をきっかけに同居をスタートさせた険悪な姉妹が一人の男を巡り繰り広げる壮絶な姉妹バトルを連続ドラマ化する。

主演は、異父姉妹の姉役・東郷じゅんを演じる栗山千明。テレビ東京では、お馴染みの「晩酌の流儀」シリーズや「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」、BSテレ東での「サイレント・ヴォイス」など多くの作品で主演を務めてきた栗山が、今回その演技力で、道徳心は強いが一度火が付くと理性を失い暴走することもある姉を熱演する。その異父姉妹の妹役・三島らんを演じるのが、馬場ふみか。最近ではドラマ「夫を社会的に抹殺する方法。」(テレビ東京)でも存在感を放ち話題の彼女が、フワフワした雰囲気で自由奔放に見えるが愛情に飢えている妹役に挑戦する。そんな姉妹を狂わす存在として、現 在のらんの夫であり、高校時代のじゅんの元カレ・三島律役を「最果てから、徒歩5分」(BS テレ東)にも出演し、そのシリアスな雰囲気で魅せる演技に定評のある栁俊太郎が演じる。らんの夫でありながら、じゅんへの想いが再熱する罪作りな男に扮し、二人の仲をかき乱する。

オープニングテーマは大塚 愛の「マイナーなキス(川谷絵音より)」。ポップなテンポ感の楽曲がドラマの始まりを軽やかに盛り上げる! また、エンディングテーマはフレンズの「煙のジャンクション」。本作のために書き下ろした男女の愛を切なく描いた歌詞とエモいメロディーが、ドラマのエンディングをしっとりと儚く彩る。

初回放送を前に、出演者が登壇し、ドラマの見どころ・意気込みなどを語る記者会見を開催した。

(C)「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

MC:まずは、みなさまから一言ずつご挨拶をいただければと思います。
心療内科で働き、真面目で道徳心が強い、異父姉妹の姉、東郷じゅん(とうごう・じゅん)を演じます、栗山千明さん、よろしくお願いいたします。

栗山:皆さま、今日は雨の中お集まりいただきまして有難うございます。バトルというか、緊迫感のあるシーンが多いこの作品に携わることができて、日々刺激的な毎日を過ごしています。皆さんにドキドキする作品をお届けできるように頑張っていますので、宣伝の程よろしくお願いいたします。

MC:続きまして、母親の愛情を集めた姉を妬んで生きてきた、異父姉妹の妹・三島らん(みしま・らん)を演じます、馬場ふみかさん、よろしくお願いいたします。

馬場:三島らんを演じます馬場ふみかです。らんちゃんは、一見奔放に自由に生きているように見えて、そうではない部分がドラマを見ていただくとちょっとずつ皆さんに感じて頂けるかなと、日々頑張って撮影しております。よろしくお願いいたします。

MC:続きまして、高校時代の姉の元カレで、現在の妹の夫として、姉妹を狂わす存在の三島律(みしま・りつ)を演じます、栁俊太郎さん、よろしくお願いいたします

栁:三島律を演じました、栁俊太郎です。本日は皆さんお忙しいところ足を運んでいただき、有難うございます。今絶賛撮影中でして、日々、この姉妹の間に挟まれて冷や冷やしながら撮影しているんですけど、素敵な作品になっていますので、ぜひ皆さん宣伝していただけたらと思います。本日はよろしくお願いいたします

MC:それではお二人にお話を伺っていきたいと思います。みなさんに質問です。

Q1.本作の出演が決まった時の率直なご感想、原作を読んだ感想をお聞かせください。

栗山:姉か…!とまず思いました。というのも私は、実際は末っ子なのですが、姉のイメージを持たれることがなぜか多く、今回も姉という立場なんだと正直驚きました。原作を読ませて頂きまして、脚本も同じタイミングで読ませて頂いたんですが、それぞれの視点がとても斬新でした。
最初は私の演じる“じゅん”の目線でストーリーが進んでくのですが、同じ事柄でも、妹の“らん”からでは全然違うように捉えられていたりして、そういう時に“律”も全然違うことを考えていたりという視点が変わることが凄く面白く描かれているなと思いまして、ドラマでも漫画の原作の面白みをきちんと表現できたらいいなと思いました。

馬場:私はこのお話を頂いて、先ずすぐに原作の漫画を読ませて頂いたんですけど、私自身、二人姉妹の妹で丁度、らんちゃんと同じ立場でした。でもじゅんとらんの姉妹とはまったく環境だったりとか、関係性も違いますけど、やっぱり姉妹ならではの嫉妬とか、そういったものは、このじゅんとらんの関係じゃなくても少しずつ皆あるんじゃないかな。私自身も感じたことありますし…。
そこに凄く共感する部分もありました。かなり刺激的なお話だとは思いましたけど、“やってみよう!頑張ってみよう!”という気持ちになりました。

栁:お話を最初頂いた時に、まず“よっしゃ!”と感じました(笑)。素敵な女性に囲まれて、生活できるのは凄い楽しみだなと僕自身思ったんですけど、でも原作を読んで、内容を見ると、結構人間の欲望というか、そういう嫉妬や妬みだったりを繊細に表現しているところが、設定としては生々しくもあるんだけど、どこかファンタジーな世界観が見られて、凄い魅力的な作品だと感じました。

(C)「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

Q2. それぞれの役柄を演じる上で難しかった点などございましたらお聞かせください。

栗山:基本的にちょっと沸点が低めな感じで敏感で、イライラしていたりとかが、らんと再会するによってなってしまうんですけど、そういうシーンが多いので、そのテンションを保つことが大変です。
あとは撮影に入る前から皆さんとお話していたんですけど、喧嘩と言いますか、言い争いのシーンが凄くドキドキしてしまっていますが、やりすぎてしまうところもあるのですが、監督にご指示頂きながらやっております(笑)。あとはけむたい姉ということで、煙草を吸うシーンとかもあるのですが、煙の具合だったりですとか、見た目的な問題でも気を使うことは多いかなと思います。

馬場:確かに顔を合わせれば喧嘩してますね(笑)

栗山:らんちゃんは、イラっとさせる天才といいますか…(笑)

馬場:そうですね!ちょっとあえてしているところもあるんじゃないかなと思うぐらい、人をイラっとさせているかもしれません(笑)。(自身の役については)らんちゃんもらんちゃんで心の底にあるネガティブな部分というのがあるんですけど、表面的にはそれを見せないところがあって、お腹の中にある感情と、周りから見えているらんちゃんの姿にかなりギャップがあるかなと思うので、そういうところを表現するのはかなり難しいなと思いながら、日々撮影しています。

栁:律という人間は、ミステリアスに見えて、本当は心の中では色々葛藤しているんですけど、それをあまり表に出さない役なので、やはり芝居になるとリアクションをしたり、なんか足して演技をしてしまったりしてしまうのですが、撮影開始当初に、らんちゃんの頭をポンポンとしたら「律はそんなことしない!」と監督から言われて(笑)。そうだよなぁ…と感じながら、なんだか不安になって何かやりたくなってしまうのですが、足しちゃいけないというのと、動かずというので、ミステリアスさを表現しないといけないので、そこは非常に難しかったです。

Q3.現在撮影真っ最中とのことですが、撮影現場の雰囲気や共演者の皆さまとの印象に残っている現場でのエピソードなどございましたら、お聞かせください。

栗山:これは、皆一緒だと思うんですけど、最近ニュースにもなってますが、カメムシの大量発生を凄く感じております。自然豊かなお家のシーンがメインなんですけども、そこにお虫様がいっぱい集まってきまして(笑)。こんなにカメムシを見ることが無いというぐらいに洋服についてくるんですよね。ニュースで見たら本当に今年大量発生なんだと、とてもびっくりしました。

馬場:カメムシ繋がりで言うと(笑)、夜のシーンになるとたくさん照明をたいて撮影をするので、照明にお虫さんがたくさん集まってこられるんですよね。で、照明にお虫さんがぶつかってしまうのですが、その音がずっと雨の音に聞こえてしまって、雨降っているのかなと思ったらお虫さんが衝突している音でした。かわいそうでした。

栁:虫以外ですよね…(笑)、撮影序盤だと、そこまでコミュニケーションは取らず、皆さんとの距離を探っている段階が多かったのと、やはり栗山さんと馬場さんがいるとバチバチのシーンばっかりだから気を使ってしまいました(笑) でも、最近はようやく和やかに楽しくお話できるようになりました(笑)。

栗山:え~気を使われているとは思わなかったです!(笑)

馬場:まさかという感じですね!意外とふんわりしていますよ私たち(笑)

栗山:怖いですか?

柳:ちょっとやはり喧嘩のシーンが多いので怖かったです(笑) でも今は違いますよ!

栗山:なんか険悪みたいなのやめてくださいよ(笑)

柳:違います!違います!役柄が役柄なので!

栗山:確かに(笑) でも私たちは、しっかり仲良く撮影しております!

馬場:はい!(笑)

MC:ありがとうございました。
それでは続いて、記者の方から事前にいただいた質問にお答えいただきたいと思います。

(C)「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

●トレードマークだったロングヘアーをばっさりと切った栗山さん。ご家族や友人など、周囲からの反応はいかがですか?
栗山:「良いじゃん!」と言って頂くことが多いです。私自身、髪の長い役柄を多く求められることが多かったので、チャンスはなかったのですが切ってみたいなという気持ちはあったので、今回良いチャンスを頂けました。長い時よりは扱いはやはり楽で、できれば他のお仕事の兼ね合いもあるのですが、このままいれたらいいなと思っています。今回美容師さんに聞いたら20cm以上は切ったのですが、私は5歳くらいから肩ぐらいまでなったことがなくて、凄く新鮮で私自身が楽しんでいます。

●作品の内容にちなみ、“これだけは譲れない”といったこだわり・ものがあれば教えてください。

栗山:私達みんなお酒が好きで、撮影の合間にそんなお話もさせて頂きました。私は日々の晩酌に手を抜かないというのがこだわりです!やはり撮影が連日のようにありますと、なかなかゆっくり晩酌の時間は取れないのですが、それでも何か一つはつまみとお酒を頂いて、少しの時間でも納得いくような時間を過ごしています。

馬場:私は今回、前髪をしっかりめに作っているのですが、撮影をしていると維持するのが大変なのですが、その中でも週に一回くらいは、撮影がお休みの日に前髪を切って、週一で美容室に行って、本当に2~3mmの世界なんですけど、週に一回整えて、らんちゃんをやっています。

栁:僕は撮休の日にスープを作って野菜を取るようにしてます。撮影に入るとなかなか栄養が取れなくなるので、ミネストローネとかを作り置きしておいて野菜を取るようにしてます。あとサプリなどで健康を維持してます。

●壮絶な姉妹バトルの見てほしいシーンはどちらでしょうか。
栗山:本当に難しいのですが、1話の再会から色々なバトルが繰り広げられるのですが、どんどんヒートアップしていくので、どのシーンとはお伝えしにくいのですが、毎話毎話にちりばめられているので、見ている皆様は冷や冷やドキドキしてくださるのではないかと思います!

馬場:(栗山さんに共感で)本当に、久々の再会という所から少しずつ少しずつ溜まりにたまってという感じで、回を重ねるごとに大きな大きなバトルになっていくと思うので、それを楽しみに見て頂ければ嬉しく思います。

栁:古民家で雰囲気はほんわかしてるし、朝食のシーンでご飯を一緒に食べるシーンとかも、凄いおいしそうな料理の中に二人(じゅんとらん)だけギスギスしているというコントラストが、関係性をより引き出させると思っておりまして、そこは注目してほしいです。

MC:ありがとうございました。
残念ですがそろそろお時間がきてしまいました。最後に、番組を楽しみにしてくださっている皆様へ、みどころなどメッセージをいただきたいと思います。

栗山:それぞれがトラウマに近い悩みを持っている中で、揺れ動く心情を凄く繊細に描いている作品となりますので、きちんと演じていきたいなと思って、日々撮影に挑んでいますのでぜひ楽しんで多くの方に観て頂きたいなと思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。

馬場:ただ男を取り合う姉妹バトルだけではない、それぞれの人としての葛藤だったり、コンプレックスだったりを抱えながら少しずつ成長していく姿みたいなものを見て頂けるかなと思いますので、ぜひ楽しんで、皆さんに観て頂けることを願います。

栁:いろんな角度から物事を見ることが出来る作品だと思います。自分に置き換えても楽しめますし、例えば周りのお友達はこういう家族だからこういう関係性だなとか、色々考察みたいなのも、この作品を見てから派生して楽しめるような作品だなと思いますし、そういう人間模様を繊細に描いている作品なので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

MC:ありがとうございます。
以上をもちまして、テレビ東京「けむたい姉とずるい妹」記者会見を終了とさせていただきます。

◆ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」記者会見
実施日:2023年10月4日(水)13:30~ @テレビ東京本社
記事解禁:10月9日(月)スポーツ紙朝刊、WEB朝6時
登壇者:栗山千明、馬場ふみか、栁俊太郎
司 会:中原みなみ(テレビ東京アナウンサー)

(C)「けむたい姉とずるい妹」製作委員会

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