UEFAは治安情勢を考慮して、イスラエルで予定されていた試合を全て延期すると発表した。対象となるのは、イスラエル対スイスのEURO予選や、U-21、U-17の試合。
現在、イスラエル軍とパレスチナの武装組織ハマスとの戦闘が激化しており、多くの死者が出る事態になっている。
ハマスの砲撃でイスラエル側に600人以上の死者が出たとされる一方、ガザ地区ではイスラエルの報復によって370人以上が死亡した。
現地メディアによれば、イスラエルの元サッカー選手であるリオル・アスリンもハマスの攻撃で命を落としたという。彼がかつて所属したハポエル・テル・アヴィヴは、テロリストによって殺害されたとその死を悼むメッセージを出している。
アスリンは10月7日が43歳の誕生日で、多くの友人たちと誕生パーティーを行っていた際に銃撃されて死亡した模様。彼は代表経験こそなかったものの、イスラエルリーグで長く活躍した選手であり、「最盛期にはイスラエルで最も優れた開拓者のひとりと見なされた」「2000年代におけるサッカー界の傑出した先駆者のひとり」とも伝えられている。
ただ、彼は2018年に麻薬密売容疑で逮捕され、2021年に懲役19カ月を宣告されていたそう。その後、模範囚として2022年8月に釈放されていたとのこと。