セビージャがメンディリバル解任…昨季途中就任でEL制覇に導くも今季は開幕から低迷

[写真:Getty Images]

セビージャは8日、ホセ・ルイス・メンディリバル監督(62)の解任を発表した。

セビージャは昨シーズン、フレン・ロペテギ、ホルヘ・サンパオリと2人の指揮官の下で大不振に陥った。この苦境を受け、今年3月にエイバルやアラベスの指揮官を歴任したメンディリバル監督を招へい。

2022年10月にはロペテギ監督を解任し、ホルヘ・サンパオリ監督が就任。しかし、それでもチームは回復せず、3月にサンパオリ監督を解任し、メンディリバル監督を招へいした。

すると、チームは見事に復調。残留を争っていた中、最終的には12位でフィニッシュ。さらに、クラブが得意とするヨーロッパリーグではユベントスやローマを撃破し、7度目のEL制覇。今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権まで獲得する、圧巻の手腕を発揮した。

これによってクラブと1年の契約延長を結んだメンディリバル監督だったが、今季は開幕から公式戦4連敗と苦戦。その後、クラブはウルトラスの反発承知で元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスをフリーで獲得し、守備のテコ入れを敢行。そのベテランDFの再デビュー戦となったラス・パルマス戦で今季初勝利を挙げたが、以降は公式戦1勝4分け1敗と勝ち切れない状況が続いていた。

なお、直近のラージョ戦の2-2のドローで降格圏と2ポイント差の14位となったセビージャは、今回のインターナショナルマッチウィーク期間中に後任指揮官を決定する見込みだ。

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