「モダンダンス・ガラ」特色豊か 南砺・利賀で4年ぶり、県内外から15団体

芸術性あふれる舞踊作品を披露する出演者=南砺市の県利賀芸術公園新利賀山房

 全国のダンサーが集う舞踊の祭典「全日本地域選抜 モダンダンス・ガラ・in利賀2023」は8日、富山県南砺市の県利賀芸術公園新利賀山房で開かれ、県内外から15団体が出演した。

 公演は2002年にスタート。地域を越えてダンスで交流しようと、とやま舞台芸術祭実行委員会が数年おきに開き、9回目を迎えた。今回は19年以来4年ぶり。可西舞踊研究所の可西晴香代表がプロデューサーを務める。

 北海道、東京、岡山、徳島など県外の10団体と、和田朝子記念エールバレエスタジオ、フェアリーバレエシアターなど県内5団体の計60人が出演。現代舞踊を軸としつつ、地域性を取り入れたり、グループの特色を打ち出したりと多彩に繰り広げた。

 富山市の中川モダンバレエアカデミーの作品「balance」で幕開け。人間関係や社会の中には、綱渡りのような絶妙かつぎりぎりのバランスがあると感じていることを踊りで表現した。北日本新聞社共催。

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