新栗のビール販売 「ビアカップ」で銅賞受賞 上越市寺町3のTERRA

新栗で醸造した「マローネ」ペットボトルでも販売する

上越市寺町3のクラフトビール醸造・直売所「TERRA(テラ)」で、本年産のクリを使ったビール「マローネ」の販売が始まった。21、22の両日開かれる「越後・謙信SAKEまつり」でも販売する予定。

「テラ」は昨年オープン。運営は上越市と新潟市、首都圏でレストラン事業を展開するクオルス・リストランテ(同市下門前)。ラ・ペントラッチャ(同)のシェフと醸造担当を兼任する横井穂高さんは「イタリアで味わったクリのビールを再現したいと取り組んできた。甘みのある焼き栗の風味を味わえる」と話す。コンセプトと横井さんらの努力で「マローネ」は9月末に金沢市で開かれた「インターナショナル・ビアカップ2023」のフリースタイル・ダークエール部門で銅賞を受賞した。

「テラ」のビールはフルーティーな香りと軽快な味わいが特長だが、より重厚な味わいを求める客の求めに応じ、通常の1・5倍の麦芽を使って醸造した「ドッピオ(イタリア語で2倍の意味)モルト」を発売した。

量り売りで、ボトルを持参するかグラウラー(ビール専用容器)を店内で購入する。

営業時間は毎週金曜から日曜までと祝日の正午から午後4時まで。店は本町7交差点を寺町・昭和町方面へ進み約400メートル。そば店「板橋屋」近く。

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