フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE（ムーンフェイズ）が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、ウブロの人気モデル「ビッグ・バン」コレクションから、黄金花咲くタイムピース『スピリット オブ ビッグ・バン ゴールドクリスタル』をご紹介しよう。
HUBLOT
1980年代のバーゼルワールドにて、腕時計「クラシック」を発表。新進気鋭のブランドとして鮮烈的なデビューを飾ったウブロ 。船の船体サイドに採光のためについている「舷窓」、フランス語で「HUBLOT」からインスピレーションを得たデザイン（ベゼルには舷窓を彷彿とさせるビス留めも）とブラックラバーのストラップは見るものを圧倒。その斬新さと新鮮なフォルムはたちまち一大センセーションを巻き起こした。2004年6月にはジャン＝クロード・ビバーがCEOに就任。「フュージョン（融合）」コンセプトを掲げ、2005年4月のバーゼルワールドで新たなコレクション「ビッグ・バン」を発表。世界的大ヒットを収めた。
唯一無二の黄金文字盤
ウブロの顔であり、いまやスポーツウォッチの代名詞ともいえる存在である『ビッグ・バン』。なかでもトノウケースを採用した『スピリット オブ ビッグ・バン』は、ビッグ・バンのスポーツ要素をより高めたシリーズである。
ただ、そんな周囲の見解に左右されないのがウブロというブランド。今回は、自然形成されたクリスタルに、24Kゴールドを蒸着（金属を蒸発させて素材表面に付着させる表面処理）させ、個体ごとに唯一無二の表情を作り上げた1本。スポーツとラグジュアリーが見事に融合した『スピリット オブ ビッグ・バン ゴールドクリスタル』をご紹介しよう。
文字盤のゴールドクリスタルは、1本1本形状が異なり、一つとして同じものは存在しない。これは、前述した通り蒸着によるもの。純度の高い24Kゴールドを融点である1064.18℃まで加熱し、原子を気化させ薄膜を形成。温度が下がるにつれ結合し、下写真の通り美しい模様を描くというわけだ。
これら形成されたゴールドクリスタルを、そのまま使うのではなく、ウブロによってさらに選定され、もっとも美しいものが文字盤に採用される。選定基準に達するのは全体のわずか20%というから驚きだ。
ウブロといえばケース等に複数の素材を活用した「フュージョンコンセプト（融合）」が有名だが、本モデルのケースはセラミックのみを採用。しかし、ヘアライン・マット・ツヤ（鏡面）など、部分ごとに仕上げの異なるセラミックを融合させ、単一素材とは思えない仕上がりとなっている。
心臓部には、ゼニスのエリート670を独自にチューンナップした「Cal.HUB1710」を搭載。約50時間のパワーリザーブを備えている。
ビッグ・バンと聞くと、比較的大きいケース径を思い浮かべる人も多いだろうが、本モデルは日本人の腕に馴染む42㎜サイズ。スポーティな装いながら、ゴールドクリスタルの文字盤はジャケットスタイルにもマッチ。幅広いシーンで活用できる1本である。
HUBLOT
ウブロ スピリット オブ ビッグ・バン
ゴールドクリスタル
品番：643.CX.0660.LR
素材：セラミック
サイズ：縦47.5㎜×横42㎜
防水：100M防水
ムーブメント：自動巻き
文字盤：ブラック
販売価格：2,480,000円（税込）※USED
【付属品】
外箱、内箱、E-Warranty（2021年10月）、替えの純正ベルト、ゴルフグッズ（ティー・マーカー）等が付属
※価格は2023年10月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
スポーティな『スピリット オブ ビッグ・バン』シリーズですが、本モデルは文字盤のゴールドクリスタルのおかげか、ラグジュアリー要素が強めになっています。写真のとおり、ジャケットスタイルに合わせてもキマる1本で、腕周りが細目な方にもオススメできるサイズです。
また、文字盤のデザインが一本一本違うというのもポイント。自分が気に入ったモデルは自分だけのモノ！ というレア感がたまりません。気になる方はぜひお店で試着してみてくださいね。
