親子でわくわく、サツマイモ収穫 京都・南丹で「自然塾」、スポーツ体験も

掘り出したサツマイモを袋一杯に詰め込む子どもたち(南丹市園部町船岡戸坂)

 地域の自然に親しむ催し「ふれあい交流自然塾」が7日、京都府南丹市園部町船岡の「おいでーなかわべ」などで行われた。親子が畑でサツマイモを収穫し、スポーツ体験を行うなど子どもの歓声であふれた。

 地域のにぎわいを取り戻そうと、川辺振興会が企画した。畑では子どもたち21人が、スコップを手に土の中から紫イモなどのサツマイモを掘り起こし、袋一杯に詰め込んだ。

 小6の野口夏萌さん(12)は「どんな大きさのサツマイモが出てくるかワクワクした。大学イモにして食べたい」と笑った。

 2015年に閉校した川辺小跡にある「おいでーなかわべ」の体育館では、身近な自然から学ぶための講演や、ボッチャなどのスポーツ体験が行われ、栗などを販売する野菜市も盛況だった。

 同会の竹井明会長(70)は「地域の人口は減っているが、このような催しで人が集まり、地域のよさを知ってもらいたい」と願った。

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