9日はスポーツの日。県民が取り組んでいる種目で最も盛んなのはウオーキングと軽い体操。ジョギングや野球、ゴルフも人気だ。県教委体育保健課は「気候のよい時季になったので、多くの人にスポーツを始めてほしい」と呼びかけている。
国の社会生活基本調査(2021年)の結果によると、何らかのスポーツを年1回以上実施している10歳以上の県民は、63%に当たる推計61万8千人(体育の授業を除く)。
最も多いのがウオーキング・軽い体操で39万8千人。次いで、ダンベルやマシンなどの器具を使ったトレーニング。3位はジョギング・マラソンだった。
調査は「釣り」もスポーツの種目に含んでおり、4位となった。
年代別に見ると、10~24歳は野球、サッカー、バドミントンが上位に入った。45歳以上はゴルフ、75歳以上はグラウンドゴルフが多かった。
男性は釣りやゴルフ、女性はヨガやバドミントンの人気が高かった。
県ウオーキング協会は、スポーツとしての効果を期待する場合は1日8千歩(5~6キロ)を推奨する。近所を毎日10キロ歩いている大分市松が丘の小米良(こめら)孝さん(70)は「自分のペースで楽しめることが魅力。健康寿命を延ばすため続けたい」と話した。