書壇大家と実力者の作品一堂に 岡山で11日から「日本の書展」

天満屋岡山店

 わが国の書壇を代表する大家と岡山県書道界をリードする実力者たちの作品が一堂に集まる「第51回日本の書展・第44回岡山県の書展」(全国書美術振興会、県書道連盟、山陽新聞社主催)が11日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で開幕する。16日まで。

 漢字、仮名を中心に、分野や会派の枠を超えた総合展。「日本の書展」では日本芸術院会員の高木聖雨氏(総社市出身)をはじめ、文化功労者で日展顧問の尾崎邑鵬氏と井茂圭洞氏、日展副理事長の黒田賢一氏ら「現代書壇巨匠」の16人と、日展会員を中心とした「現代書壇代表」の110人が漢詩や漢文、和歌、俳句などを題材に、書体や構成に工夫を重ねた書で、言葉と文字の魅力を披露する。

 「岡山県の書展」では、郷土の書壇で指導者ら221人による「秀作展」と次代を担う中堅・若手196人による「選抜展」の2部構成。ベテランから気鋭まで幅広い書家がさらなる高みを目指した意欲作を並べ合う。

 午前10時~午後6時(13日は午後4時半、16日同5時まで)。初日と14、15日に県内書家による揮毫(きごう)と列品解説がある。一般500円(前売り400円)、高校生以下無料。

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