シード獲得&最終戦進出なるか 西村優菜、勝みなみ、渋野日向子の出場予定は

来季のシード権と最終戦進出を目指して残り試合を戦う西村、勝、渋野

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 最終日(8日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

米国女子ツアーは次週から全4試合のアジアシリーズに突入する。日米ツアー共催競技「TOTOジャパンクラシック」(11月2日開幕/茨城・太平洋クラブ美野里コース)までの4連戦を含め、シーズンの残り試合は以下の6大会が続けて行われる。来季のフルシード獲得と今季の最終戦進出に向けた争いが激しさを増す。

・ビュイックLPGA上海(中国・上海旗忠GC)
・BMW女子選手権(韓国・ソウォンヒルズ)
・メイバンク選手権(マレーシア・クアラルンプールG&CC)
・TOTOジャパンクラシック(太平洋クラブ 美野里コース)
・アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン(フロリダ州ペリカンGC)
・CMEグループ ツアー選手権(同ティブロンGC)

シード権と最終戦進出はいずれも年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCMEグローブ)のランキングで決定。上位80位までがフルシードとなるカテゴリー1の資格を得る。最終戦には直前のランキング上位60人が出場。シード争いは実質的に残り5試合になった。

現在8位の古江彩佳、14位の笹生優花、19位の畑岡奈紗は最終戦をプレーすることが決まっている。ツアー2年目の渋野日向子、ルーキーの西村優菜と勝みなみはアジアシリーズと、「アニカ driven by ゲインブリッジ」が勝負どころだ。

西村優菜 ランキング56位

前週の「アーカンソー選手権」を3位、今週「ボランティア・オブ・アメリカ」を13位で終えてランキング56位に浮上、ポイントを約493.884ptに積み上げた。来季のフルシード獲得が確実視され、次の目標は60人による最終戦進出。昨年60位で出場したカロリン・マソン(ドイツ)の最終戦直前のポイントは558.021ptだった(欠場者が3人出たため、63位だったアリヤ・ジュタヌガンまで繰り上がり出場)。

アジアシリーズは9月の「クローガー・クィーンシティ選手権」終了時のランクで出場優先順位が決まったため、当時81位だった西村は現時点で次週の中国と、日本での「TOTO」への参戦が可能。その他2試合は待機選手として繰り上がり出場のチャンスをうかがう。

勝みなみ ランキング78位

9月初旬までの米ツアーで3戦連続予選落ちを喫した後、直近2大会は決勝ラウンドを戦い29位と34位。ランキング上は来季のシード獲得圏内でアジアシリーズを迎える。現段階で中国、マレーシア、日本に出場予定。韓国は2番手の待機選手という身だ。累計ポイントは約319.73pt。昨季シード獲得のボーダーライン、ランク80位のエミリー・ペデルセン(デンマーク)は379.84ptだった。

渋野日向子 ランキング79位

2試合連続で予選落ちを喫し、累計の約317.21pt から積み上げがなく、2週前に71位だったランキングが79位に下がった。予選カットのないアジアシリーズ全4試合に出場が可能で、「アニカ」までの7連戦(直近2週を含む)を予定している。もちろん最終戦までの“8連戦”は望むところだ。

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