港区 「5億円」海外修学旅行が決定

港区議会で、来年の区立中学校の修学旅行を海外で実施する予算案が可決されました。総事業費はおよそ5億円。区民から「高すぎる」という声も出ていたこの取り組みを、区はどう進めていくのでしょうか。

10月6日に開かれた港区議会の本会議で補正予算案が可決され、来年度、すべての区立中学校でシンガポールへの修学旅行が実施されることが決まりました。

総事業費はおよそ5億1000万円で、生徒側が自己負担する1人7万円を除き、1人あたりおよそ50万円が税金で賄われます。この旅行の目的について、武井区長は「生徒たちが英語での対話の経験をつむことや国際理解を深めること」だと説明してきました。

この決定に港区民は…

港区在住50代女性:「海外から見た日本って良いですよ。日本から海外に出て海外からまた日本を見るというのは、大切な視点だと思います。(Q:この事業については?)魅力的ですね」

港区在住70代女性:「中学で海外旅行、必要ですか?まず日本で勉強することいっぱいありますよ。そこ行かずに海外で英語ってどうかと思う」

港区は、行き先をシンガポールとした理由について、移動時間や治安などを挙げていて、今後、実施に向けて準備を進めることになります。

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