県書道連盟「親しみの書」が開幕 岡山、幹部ら51人が出品

読みやすい書を楽しむ来場者

 「読めます 魅せます 楽しめます」をテーマにした岡山県書道連盟の展示「親しみの書」(同連盟、山陽新聞社主催)が9日、岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)で開幕した。15日まで。

 郷土を代表する書家で、同連盟の幹部ら51人が、俳人・種田山頭火の句や禅僧・良寛の詩、「我が人生に悔いはなし」など、好きな言葉や格言から自由に題材を選んで1点ずつ出品。漢字かな交じりを中心に、流れるような草書や崩し字を使わないことで、中学生にも読めるよう工夫している。また、赤や金色、猫の写真をあしらったものまで華やかな料紙を使い、字と余白のバランスの美しさも分かりやすい。

 同連盟の草野曽舟会長代行は「書の裾野を広げるために、興味を持つ人を増やすきっかけにしたい」と話していた。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。

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